A社に関しては、Jさんは翻訳の窓口の方を紹介されたことがあり、以前にも別の企画をその方に持ち込んだことがあるそうです。通常ならその方にアプローチするところですが、今回の絵本は、例外です。というのも、JさんはもともとA社の社長さんと交流があるだけでなく、その交流も絵本の主人公となる動物に関するものなのです。

そこで、社長さんにアプローチすることをJさんに提案しました。決裁権があるほうが、話を進めやすいからです。決裁のプロセスが何重にもなっていたりすると、たとえ担当の編集者さんが気に入ってくれても、上に上げていって判断するまでに時間がかかるだけでなく、企画が潰されてしまうこともあります。

Jさんは社長さんと窓口の方に企画書と試訳、そして日本語版のファイルをお送りしました。ところが……次回に続きます!

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