日本初の民間ワイン醸造所が設立されたのが、現在の山梨県の甲州市勝沼町です。そのため日本ワインにおける歴史的な建物や資料が多く残されており、気軽に見学することができます。ブドウ発祥の伝承がある寺院も巡る、ワイン好きにおススメのコースをご紹介します。

ワインを醸造し提供する「柏尾山大善寺」!

ワイン好きなら一度は訪れたい!甲州勝沼ワイン史巡り【山梨】1.jpg
(画像=alohaco 県指定文化財でもある山門、トリップノートより引用)
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(画像=alohaco 147段の途中にある励ましのプレート、トリップノートより引用)

JR中央本線「勝沼ぶどう郷駅」からタクシーで5分、徒歩で35分ほどの場所にあるのが、柏尾山大善寺です。ブドウ発祥の伝承があり、「ぶどう寺」とも呼ばれ親しまれています。拝観料は500円で、自家製ワインやぶどうジュースがプラス300円で楽しめます。

受付で拝観料を支払ったら、まずは山門を通り147段の石段を登って、本堂である薬師堂を目指しましょう。

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(画像=alohaco 国宝の大善寺本堂(薬師堂)、トリップノートより引用)

本堂には薬師三尊像が安置されているので、「薬師堂」とも呼ばれています。また関東周辺で最古の木造建造物でもあり、国宝に指定されています。

片手に葡萄を持っていることから「葡萄薬師」とも呼ばれる本尊薬師如来像、日光月光菩薩像が安置されていますが、平安時代初期のものは秘仏として厨子(国宝)に納められ、普段は拝むことができません。

しかし厨子の両脇に並ぶ日光月光菩薩立像と十二神将はいつでも拝むことができます。鎌倉時代に造られたとされ、国の重要文化財に指定されています。その荘厳さは圧巻です。

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(画像=alohaco 縁側で庭園を見ながらワインをたしなむ、トリップノートより引用)

参拝が済んだら、石段を下り受付に戻りましょう。こちらでは、お座敷や縁側から江戸時代初期の手法で造られた庭園を眺めることができます。また、境内で栽培されたブドウで醸造したワインをいただくことも。スッキリ辛口の白ワイン、または軽めなボディの赤ワインの2種類から選べます。お寺で飲むワインは、普段とは違う味わいが楽しめます。

道端にある文化財!「龍憲ワインセラー」

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(画像=alohaco のどかな細道の一角に残されている、トリップノートより引用)
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(画像=alohaco 明治期のワイン貯蔵庫「龍憲セラー」、トリップノートより引用)

次は大善寺からタクシーで5分、徒歩で30分ほどの「宮光園」を目指します。その途中、50mほど住宅と田畑の間の細い道を歩いていくと、一角に「龍憲ワインセラー」があります。明治期に造られた半地下式煉瓦造りワイン貯蔵庫で、国登録有形文化財となっています。セラーの中に入ることはできませんが、覗くだけでも当時の最先端技術を見ることができます。

日本ワイン発祥の場!「宮光園」

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(画像=alohaco 宮光園入口、トリップノートより引用)

宮光園はワイン産業の先覚者、宮崎光太郎が私邸に整備した宮崎葡萄酒醸造場と観光ブドウ園の総称です。現在は、甲州市が市指定文化財として公開しており、日本におけるワイン産業や観光ブドウ園に関する様々な資料が展示されています。観覧料は20歳以上(学生除く)が200円、20歳未満(未就学児除く)及び20歳以上の学生は100円です。

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(画像=alohaco 資料館になっている宮光園、トリップノートより引用)