41位:八坂庚申堂(京都府)

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八坂の塔近くにある八坂庚申堂は正式名称を「金剛寺」と言い、インスタ映えスポットとして女性に人気を集めています。境内を彩るカラフルで可愛い丸いものの正体は、「くくり猿」と呼ばれるお守り。ひとつ欲望を我慢することで願いを叶えてくれると言われています。ひとつひとつ手作りされており、平日は100個、週末は300個と授与数が限られているため、早めに参拝するのがポイントです。

42位:山寺(山形県)

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山形市にある天台宗の寺院「立石寺(りっしゃくじ)」は、通称「山寺」として親しまれている、山形を代表する寺院です。俳人「松尾芭蕉」が詠んだ「閑さや岩にしみ入る蝉の声」は、まさにこの地で詠んだ句。1,000段以上もの階段をのぼってたどり着く奥之院山頂からは、荘厳な景色を眺めることができます。

43位:興福寺(奈良県)

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創建1300年を超える藤原氏ゆかりの寺院。猿沢池から見る五重塔の景色は、奈良を象徴する光景としてガイドブックなどにもたびたび登場します。またこの五重塔は50.1mもの高さがあり、木造塔としては京都東寺の五重塔に次いで2番目の高さを誇ります。

そのほか日本に現存する八角円堂のうち最も美しいと言われる北円堂や、平安時代の建築様式を今に伝える三重塔、そして興福寺に存在した3つの金堂のうち、現在唯一のこる東金堂(2019年現在)と見どころが多く、いずれも国宝となっています。

44位:箱根神社(神奈川県)

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芦ノ湖のほとりにある、関東総鎮守といわれる名社。757年に創建され、鎌倉時代には源頼朝をはじめとする関東武士の崇敬を受けてきた歴史のある神社です。心願成就・開運厄除・勝負の神、そして縁結びにご利益があり、政財界から若い女性まで多くの人が参拝に訪れます。

45位:仁和寺(京都府)

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金閣寺と並んで世界文化遺産に登録された「仁和寺(にんなじ)」。平安時代、光孝天皇(こうこうてんのう)の命で着工したのが始まりで、888年に宇多天皇(うだてんのう)が遺志を継いで寺院を完成させました。退位後、出家して修行に励み、明治維新まで皇族が代々住職を務めたことから「御室御所(おむろごしょ)」とも呼ばれています。

境内には美しい庭園を眺められるスポットがあります。中でも宸殿(しんでん)は白川砂を敷きつめた南庭、そして池を配した北庭があり、庭の奥には、仁和寺のシンボル「五重塔」も見ることができます。

46位:建仁寺(京都府)

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京都最古の禅寺として、1202年に栄西禅師が建立しました。1202年は建仁二年にあたり、当時の年号から寺名がつけられています。

「建仁寺」といえば、教科書などで誰もが見たことがあるであろう、国宝『風神雷神図屏風』が有名です。保存のために本物は京都国立博物館に保管されていますが、最新のデジタル技術で再現されたものを見ることができます。その他、『双龍図』や『雲龍図』などの迫力ある寺宝、そして「〇△□の庭」という変わった名前のついた庭園などの見どころがあります。

47位:安井金比羅宮(京都府)

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悪縁を切り、良縁をむすぶとして有名な神社。人との縁だけでなく酒やギャンブル、病気など断ち切りたい悪縁も切れると言われています。まず本殿で参拝をし、”形代”に切りたい縁や結びたい縁を書いて、この”形代”をもちながら”縁切り縁結び碑”をくぐります。まずは表からくぐって悪縁を切り、裏からくぐって良縁を結びます。そして最後に”形代”を”縁切り縁結び碑”に貼ります。

48位:三千院(京都府)

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左京区大原の自然豊かな場所にある天台宗の寺院。最澄が比叡山東塔に三千院(三千院門跡)を建てたのがはじまりで、明治維新後にこの地に移りました。

境内には2つの庭園があり、一番初めに通る客殿から眺める「聚碧園」はとても素晴らしく、縁側でお抹茶とお茶菓子をいただきながら庭園を眺めることができます。もうひとつの「有清園」はビロードのような苔が神秘的で、庭園にたたずむ「往生極楽院」が美しいと評判です。また三千院は紅葉の時期も人気で、毎年11月上旬から下旬には緑の苔の上に鮮やかなもみじの葉が積もり、見事なコントラストを見せてくれます。

49位:上賀茂神社(京都府)

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上賀茂神社の名で広く知られていますが、正式名称は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)。京都で最も古い神社で、厄よけや落雷除、必勝の神として広く信仰を集めています。本殿と権殿の2棟は国宝、楼門・唐門・西渡廊など34棟は重要文化財として指定を受けているほか、境内も史跡に指定されています。

二の鳥居をはいってすぐ目に飛び込んでくる円錐形に盛られた2つの砂、立砂(たてずな)は上賀茂神社の見どころの一つ。神様が天から降臨した神山(こうやま)を模したものとされ、鬼門などにまく「お清めの砂」の起源とも言われています。また上賀茂神社と、19位にランクインした下鴨神社では、京都三大祭りのひとつである「葵祭」が行われます。

50位:生田神社(兵庫県)

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1,800年以上の歴史を有する古社で、生田の神を守る家・神戸(かんべ)が神戸という地名の語源になったと伝わっています。神戸有数のパワースポットとしても知られ、縁結びで有名。境内の池におみくじを浸すと運勢が浮かび上がってくる「縁結び水みくじ」は、ぜひトライしてみましょう。また、生田神社の北側には「生田の森」があり、ゆっくりと散歩するにもおすすめです。