40代が太りやすい理由1. 筋肉量が減り、基礎代謝が落ちるから
昔はスリムだったのに、40代になってから太り始めて、年々太る一方…という方は、基礎代謝が落ちている証拠かもしれません。基礎代謝とは、体温を維持したり、呼吸をしたり、生きていくために必要な最小限のエネルギーのこと。
つまり、全く動かない状態・1日中ゴロゴロしている状態でも、勝手に消費されるカロリーのことですね。そして、この基礎代謝というのは、18歳前後を境に徐々に落ち始め、なんと、40代に差し掛かった時点で急激に落ちてしまいます。
ですので、今までと同じような生活や食べる量は変わっていなくても、太りやすくなってしまう…というわけなんです。若い頃と同じようにダイエットしても、なかなか痩せることができないのは、基礎代謝が低下したからなんですね。
そして、基礎代謝が低下する原因は、年齢を重ねるにつれて、筋肉が落ちたり、細胞が老化するためと言われています。
ちなみに、女性の場合、18歳を基準にすると、基礎代謝量の低下により、1年ごとに0.3㎏の脂肪が蓄積されていくと言われています。なので、30歳で3㎏、40歳では倍の6㎏、50歳では9㎏もの脂肪が体についてしまうということに…こちらは、あくまで単純計算ですが、数字でみるとなんだか怖いですよね。
40代が太りやすい理由2. 女性ホルモンが乱れ始めるから
女性ホルモンというのは、30歳前後をピークに、徐々にその分泌量が低下していきます。そして、女性ホルモンの分泌が低下してきているよ〜という変化が、はっきり現れてくるのが、40代なんです。
ちなみに、女性ホルモンは、女性らしい身体をつくるだけでなく、皮膚、骨、筋肉、脳、自律神経など、色々な働きの調整に関係しています。さらに、女性ホルモンには、脂肪燃焼をうながし、内臓脂肪をつきにくくし、悪玉コレステロールが増えないようにするという働きもあるんです。
こういった理由から、女性ホルモンの分泌が低下し始める、40代以降の女性は、色々なところに不調が出やすくなったり、脂肪が燃焼しにくく、内臓脂肪のつきやすい体になっていってしまうというわけなんです。
つまり、「最近お腹周りにお肉がつきはじめた…」「疲れがとれなくなった…」という方は、女性ホルモンが乱れ始めたサインかもしれません!
また、女性ホルモンの1つである『エストロゲン』は、食欲を抑制してくれるホルモンの分泌を促してくれます。ですので、40代になりエストロゲンが急激に減ると、食欲も暴走しやすくなってしまうんです。