喋り始める前に「あのー」「えーと」と言ってしまう人がいます。これは「あのー」「えーと」が口癖になってしまっていることが多く、言わないと喋り出せないという人もいます。この口癖を持ってしまう原因や、言ってしまう心理や性格にはどのようなものがあるのでしょうか?

「あのー」「えーと」と言う人

会話の頭に「あのー」、「えーと」と必ずのように付ける人がいます。中には「あのー」「えーと」が口癖になっていて、これらの言葉を言わないとスムーズに話し出せなくなってしまう人もいます。

聞いている側は、まず「あのー」「えーと」から聞くことになるので、この言葉がずっと続くと不快感を感じてしまう人もいます。なので、この口癖を改善したいと思っている人は多いです。では、この「あのー」「えーと」という口癖はどのようにすれば改善できるのでしょうか?また、これらの言葉が口癖になってしまうには何か理由があるのでしょうか?

「あのー」「えーと」が口癖の人の心理・理由とは?
(画像=『Lovely』より引用)

あのー・えーとが口癖となる心理と理由 (1)考えながら話す

「あのー」、「えーと」という言葉から会話が始まる人は、言葉を選びながら話している場合があります。「あのー」、「えーと」という言葉を言っている間にどの言葉を使うことが適切か慎重に選んでいます。

「あのー」「えーと」が口癖の人の心理・理由とは?
(画像=『Lovely』より引用)

なので、問題が起きたときに開かれる記者会見などで、記者たちの厳しい質問の返答の際に、「あのー」、「えーと」と言っている担当者をよく見かけます。慎重に言葉を選ばないと、さらに問題が大きくなったり、批判の声が上がったりしてしまうためです。時間にして数秒ですが、言葉を選ぶには貴重な時間稼ぎとなります。

「あのー」「えーと」が口癖の人の心理・理由とは?
(画像=『Lovely』より引用)

あのー・えーとが口癖となる心理と理由 (2)まとまっていない

話す内容がまとまっていないと、上記と同様に「あのー」、「えーと」という言葉を挟んで時間稼ぎをし、話す内容を考えることがあります。会議などで意見を聞かれたときに、自分の意見がまとまっていないと、しっかりした返答をすることができません。

「あのー」「えーと」が口癖の人の心理・理由とは?
(画像=『Lovely』より引用)

仕事の会議のようなかしこまった場では、言葉を選んで、しっかりした内容の詰まった意見を出さないと、頼りない人と思われてしまいます。なので、意見はまとめてからしっかりと伝えたいと考える人は多いです。しかし、複数の人がいて、特に上司なども同席している場であれば、「意見はまとまってから話します」などと偉そうなことは言えません。

「あのー」「えーと」が口癖の人の心理・理由とは?
(画像=『Lovely』より引用)

その場で求められれば、その場で答えないといけない場面もあるということです。このようなときには、途中までしかまとまっていない意見を述べながら、残りの意見をまとめます。話しながら、話しの内容をまとめていくことは大変な作業なので、途中で「あのー」、「えーと」を挟んで、考えるための時間を稼いでいます。

「あのー」「えーと」が口癖の人の心理・理由とは?
(画像=『Lovely』より引用)