11位:ウェストミンスター宮殿(イギリス)
イギリスのロンドン中心部、テムズ川の河畔に建つ「ウェストミンスター宮殿」。併設されている時計塔「ビッグ・ベン」とともに、ロンドンを代表する景色として人気のスポットです。ウェストミンスター寺院とともに11世紀に建てられ、1512年の大火をきっかけに別の宮殿に移り住むまで、多くの国王達がここを居城としていました。
現在は英国議会が議事堂として使用され、世界遺産にも登録。全長は265m、部屋数は1,100を超えると言われています。議会制民主主義誕生の舞台となったことでも知られており、世界で最も有名な国会議事堂の一つと言えます。国会閉会時には、有料でガイド付き内覧ツアーが実施されています。
12位:ホーフブルク宮殿(オーストリア)
ウィーン中心部に位置するホーフブルク宮殿は、ハプスブルク家の歴代皇帝が住んでいた宮殿です。広大な敷地には多くの見どころがあり、旧王宮や国立図書館は必見です。宝物館には神聖ローマ帝国の王冠やマリアテレジア愛用の工芸品など、豪華絢爛かつその壮大な歴史が感じられる品物が展示されています。
また、敷地内のミヒャエラ広場ではクリスマスマーケットが開かれ、冬季には王宮内で多くの舞踏会が開催されるなど、時期によっては特別なイベントを楽しめますよ。
13位:チェスキー・クルムロフ城(チェコ)
中世の面影が漂う街並みが残っており、「世界で最も美しい街」とも称されるチェスキー・クルムロフ。そんな街のシンボルとなっているのがチェスキー・クルムロフ城です。
お城の中は、ガイド付きツアーで見学ができます。礼拝堂や寝室は、インテリアや内装がなんともきらびやかで豪華絢爛。当時の生活の様子をうかがうことができます。また、入場料を払えば城の塔も登ることができ、チェスキー・クルムロフの街並みを360度の大パノラマで楽しむことが出来ます。
14位:ハイデルベルク城(ドイツ)
ノイシュバンシュタイン城、ホーエンツォレルン城と並んで「ドイツ三大名城」と言われるハイデルベルク城。1200年代初期から建設が始まり、三十年戦争によって砲撃される1600年代初期まで、およそ400年に渡り城主が替わるたびに増設されたため、ロマネスク様式、ゴシック様式、ルネサンス様式など、時代それぞれの背景を写した様々な造りが見られます。
城内には「Altan アルタン」と呼ばれるテラスがあり、ここからはネッカー川やネッカー渓谷、そして一面赤い屋根の旧市街が一望できます。とても素晴らしい景色に感動しますよ!
15位:ベルヴェデーレ宮殿(オーストリア)
オスマントルコとの戦いでウィーンを救ったという英雄・オイゲン公が、夏の離宮として造らせたと言われるベルヴェデーレ宮殿。住居としていた下宮と迎賓館として使われた上宮があり、現在は美術館として公開されています。所蔵している絵画コレクションも見事で、ウィーンの中でも人気の高い観光名所です。
こちらの美術館では、世界最大の規模でグスタフ・クリムトの作品も展示されています。特に展示の目玉であるクリムトの代表作『接吻』と『ナポレオンの騎馬像』はお見逃しのないように。他にも、ここベルヴェデーレ宮殿でしか見られない絵画や彫刻があるので、芸術作品を堪能してくださいね。そして鑑賞後は、宮殿内の広い庭園をお散歩すると心地よいですよ。
16位:ウィンザー城(イギリス)
ロンドン中心部から約34キロ、電車で約40分の距離にある街・ウィンザー。イングランドの南東部に位置するバークシャー州(Berkshire)にあります。そんなウィンザーで一番有名と言えるのが「ウィンザー城」。現在も、エリザベス女王はこのウィンザー城で週末を過ごすことが多いようです。ウィンザー城の目の前にはウィンザー・グレート・パークが広がり、その広大な敷地の殆どが無料で一般開放されています。
17位:ホーエンザルツブルク城(オーストリア)
ホーエンザルツブルク城は、市内中心部を流れるザルツァッハ川に面した小高い丘の上に立つ城塞です。700年もの年月をかけて建築された堂々たる姿は、市内のどこからでも望むことができ、まさにザルツブルクのシンボル。麓から急こう配のケーブルカーで登ることができ、城内は音声ガイドツアーで自由に見学することができます。
“ザルツブルク=塩の城”という名の由来ともなったかつての重要産業・塩の貯蔵庫や、築城の過程が学べる模型などを見学し、クライマックスは展望台から見下ろす旧市街の絶景!ザルツブルクの旅では必訪の観光スポットです。
18位:スフォルツェスコ城 ミラノ市立博物館(イタリア)
「スフォルツェスコ城」は、イタリアのルネサンス期を代表する芸術界の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが建設に関わったと言われている古城です。1300年代にヴィスコンティ家が建てた後、1450年にフランチェスコ・スフォルツァが改築したとされています。
現在のスフォルツェスコ城内部は市立博物館となっており、レオナルド・ダ・ヴィンチや、同じくイタリアを代表する芸術家ミケランジェロなどの作品を鑑賞することができ、特に、ミケランジェロの遺作『ロンダニーニのピエタ(未完成)』が展示されていることで有名です。そのほか古代美術から近代美術まで、様々な作品が展示されています。
19位:ブダ城(ハンガリー)
ドナウ川の西岸、ブダの丘の上にあるお城です。このブダ城はオスマン帝国の侵略や19世紀の革命によって何度も破壊され、その度に再建を繰り返し、現在の姿になったのは1980年とのこと。城の周囲から見下ろすペスト地区の景色も圧巻で、城の周辺を散策するだけなら入場料もかかりません。また、夜間にはライトアップもされていて、光に照らされる荘厳なブダ城の姿を眺めることもできます。
ブダ城へは歩いても上がれますが、ケーブルカーでも行くことができます。レトロで可愛らしいケーブルカーが急な勾配の斜面を上り下りする姿は写真映えします。
20位:エディンバラ城(イギリス)
ブリテン島の北に位置するスコットランドの首都・エディンバラにある「エディンバラ城」。
大きな岩山の上に聳えるお城で、尖塔こそありませんが、映画『ハリーポッター』に登場するホグワーツ城のモデルになったと言われています。
城内で最も古い建築物は12世紀初期に建てられたセント・マーガレット教会堂で、その他には16世紀以前にできた戦争記念館やホール等、石造りの重厚な建物があります。
夏に行われる「ロイヤル・ミリタリー・タトゥー」という、兵隊の行進のお祭りショーが人気。ショーを見るための特設観客席が設置され、エディンバラ城正門を背景にショーが行われます。