心構えが大切！他人の悪口に一切動じない対処法
悪口や嫌味を言われると、仕事のテンションは下がるし、言われたことがずっと心の中にトゲのように突き刺さって、そればかりくよくよ考えてしまいがちになるものですよね。しかし、どこに行っても悪口を言う気分の悪い人は必ずいるものです。仕事でも友達でも、人数が集まれば必ず人の悪口を言い始める人が出て来ます。ある程度人数がいる職場で悪口や嫌味、意地悪などをされた経験がゼロの人は多分、ほとんどいないはずです。
そういったネガティブな攻撃を仕掛けてくる人に傷つけられないためには、「一切動じない」という強い心構えが欠かせません。これは訓練すれば誰にでもできるようになります。
悪口を言う人は、その職場で延々と同じことを繰り返しているものです。職場で心ある人は、ほとんど相手にしていないはず。ですから、とにかくあなたは何を言われようと、右から左へと聞き流し、毅然とした態度を崩さずにいてください。あなたは会社に仕事をしに来ているのです。誠実で正しく仕事をしていれば何も恐れることはありません。悪口に動じないメンタルの強さを身につけていきましょう。
他人の悪口に一切動じない対処法①悪口はスルーすれば相手に跳ね返る
他人の悪口を言うのは、ほとんどが暇で退屈な人、幼稚な人、不幸な人だと思って間違いありません。不幸な人は不幸しか引き寄せません。基本的に相手にしなければ、悪口は言った相手にブーメランのように跳ね返るのです。ですから、あなたは悪口を言われたら「そんなに私が羨ましいんだ〜」と心の中でニンマリして、悪口を言われてもニッコリ笑いましょう。
悪口を言うような人は基本的にバカだと思ってOKです。何を言われても成り行きに任せてスルーしましょう。嫌な気持ちになっても相手にしなければ勝ち、あなたが笑っていれば勝ちなのです。混沌とした職場でも涼しい顔をして渡っていきましょう。
他人の悪口に一切動じない対処法②ポジティブに捉えて執着しないこと
基本的に悪口は目につけば誰でも言われるものなのです。自分の仲間の中でも悪口が話題になることはあるでしょう。そう言うときには話題に口出しせず「そっか、自分も誰かにこうして悪口を言われてるんだろうな〜」と考えましょう。悪口の現場にいると、特に「相手を殺したいぐらい憎い」という気持ちなどではなく、暇つぶしのようなものだと気づくことができれば上等です。
言われた悪口をネガティブに受け取ると、落ち込んだり、家にいても気にして悪口に執着して憎しみが湧いてきます。仕事に行くのが憂鬱になって「辞めたい」とまで思い始めるでしょう。それではまさに相手の思う壺です。あなたが相手に勝つには、どんな悪口もポジティブに転換し、心にダメージを残さないようにすることです。
「悪口を言われるってことは、結構私も注目されているんだな♡」
「そっか、あの人は私とは価値観が違うし、仕事の姿勢も違うんだろうな」
「ああ、悪口言われちゃったよ、ま、いっか、それより今日は何食べようか」
などと盛大にスルーすることです。嫌なことを言われたら、自分がいい気分になることを探して、その気持ちに負けないぐらいハッピーになることです。
他人の悪口に一切動じない対処法③気分転換できるものを用意しておく
スルーするとは言っても、悪口を言われて思わず頭に来るということだってあるでしょう。しかし、一番ダメなのは、カッとして相手の売り言葉に買い言葉で、悪口合戦になることです。悪口を言い合う女性は周囲から見ても相当醜いものです。周囲をドン引きさせるそんな醜態を、わざわざさらすことはありません。相手の悪口に、あなた自身が反省すべき点があるなら素直に謝る勇気を持ってください。
しかしそうでなければ、相手に嫌なことを言われても、あなたは呼吸を整えてスルーすることです。デスクを離れて深呼吸でもして、手を洗って、自分のやるべき作業に戻れば問題ありません。動揺したら、他の楽しいことを考えて肩の力を抜きましょう。気持ちを落ち着かせるために、お気に入りの写真をこっそりデスクにしまっておいて、眺めるようにするのもおすすめです。著者は可愛くてたまらない愛猫の写真を見て心を落ち着かせます。
悪口を言った相手はあなたがくよくよ落ち込む姿を見るのが楽しいのです。そんな楽しみはさっさと奪ってやりましょう。そのためにも悪口や陰口の暗いオーラに同調せずスルーすることです。つまらない相手のつまらない悪口はその場で聞き捨てるのが最強の対処法だと心得ておきましょう。
他人の悪口に一切動じない対処法④時には大声で抗議するのも効果的
気が弱い、繊細、真面目、そんな長所も、悪口を言う人にとってはいじめがいのある人に移ります。悪口をスルーしてもしつこく嫌味を言って来たり、「相当舐められてるな」と感じた時には、とっておきの対処法が「キレる」ことです。ただし、この対処法を実行するためには場を慎重に選ぶ必要があります。まず、周囲に上司や社員など人がたくさんいる時を狙ってキレること。周囲を巻き込んで相手に抗議することで、相手の悪事が多くの人に暴露される機会を作るのです。
特にいつも静かで控えめな人や、ニコニコとしている人ほど「怒ったら怖い」ということを見せつけることができるでしょう。
「これ以上悪口や陰口を言われたら仕事ができません。いい加減にしてください」
「私は会社に仕事をしに来ているんです。嫌われるのは仕方ないですが、こうも長々と悪口を言われると心外です」
など、その時のセリフを考えておきましょう。相手が上司に言い訳をしなくてはいけない状況へ持っていくのがベストです。あなた自身も、上司に「取り乱して申し訳ありませんでした」と一言謝りに行くと良いでしょう。その時に相手にやられた悪口や意地悪の詳細をすべて暴露するのもアリです。ただしこの対処法は、人間関係を決裂させることにもなるはずです。
絶対に相手に屈しないという強い気持ちが固まるまでは、最後の切り札として心の中にしまっておきましょう。なかなか狡猾な対処法ではありますが、スカッと感を味わえます。
心と体を守るために覚えておきたい悪口対処法
言葉や態度で他人の人格や尊厳を深く傷つけて職場環境を悪化させるモラル・ハラスメントや、大勢の前で罵倒したり悪口を言い個人の尊厳を貶めるパワー・ハラスメント。テレビドラマ『半沢直樹』などの流行で、それらが当たり前のように受け取られてしまう怖さは常にあるのではないでしょうか。職場の悪口も限度を越すと、企業としてのモラルの問題が問われます。
悪口に一切動じないとは言っても、面と向かって罵倒されてしまうと誰だって精神的ダメージを受けるものです。こういう場合は一人で考え込むのではなく、信頼できる同僚や友人の意見を聞いてみて、最善の決断を下しましょう。
中でもやっかいなのは、上司が気に入らない部下を追い出すために行うパワハラです。最近では人員削減のために意図的ないじめを行うこともあると言われています。こういう場合には、メモや録音などの証拠を取った上で人事担当者や外部のカウンセラーに相談すると良いでしょう。相手のモラハラ、パワハラ行為が常習的だということを証明するためには、一度の録音ではなく、何度も現場を録音しておくことです。スマホの録音アプリなども活用して慎重に対処してください。
また、もうひとつ注意すべきは悪口や陰口が聞こえる環境があなたにとって過剰にストレスフルな場合です。いくらスルーしていても、ネガティブな環境では我慢の限界がくることだってあるでしょう。。つまらない悪口にさらされ続けて、心や体の健康を壊してしまったら元も子もありません。自分自身の健康を一番に考えて、新しい挑戦を始めはいかがでしょうか。
人間関係に悩まされる職業に嫌気がさして、デザイナーやプログラマー、ライター、カメラマンといった一人でできる職業に転職や独立をする人も少なくありません。他人の悪口に一切動じない態度をとるのが難しいと思い始めたら、自分にとって最善の転職を考えるタイミングかもしれませんよ。