悪口を言われるって本当に憂鬱!職場の悪口の対処法は?
どこの職場にも悪口を言うのが好きな人や嫌味な人、どういうわけか相性が悪い人は必ずいるものです。あまりにも日常的なことなので、いちいち相手にしていられないほどです。
アルバイト、パート、正社員、派遣社員、職種に関わらず、とにかく悪口を言う人、意地悪な人、嫌味な人はどこに行っても満遍なくいます。仕事をする以上は、そういった人をスルーできるぐらい強くならないとやっていけません。
とはいえ、悪口を言われてスルーせよと言われても、人間ですから嫌味なことを言われたり、意地悪されたりすれば腹は立ちますし、悪口で感情をぐらぐらに揺さぶられてしまって仕事に集中できなくなってしまうものです。挙げ句の果て、会社に行くのが憂鬱になって、辞めたくなったりしがちですよね、その気持ち、痛いほどわかります。
だけど、どこに行ってもその手のおバカさんはいるのです。もちろん我慢ならなくて辞めるのもひとつの選択肢ではありますが、そんなおバカさんのためにあなたがせっかく手に入れた仕事を辞めるのはもったいないことかもしれませんよ。他人の悪口に過剰に反応したり、怖がったりしないためにも、上手な対処法を身につけていきましょう。
まずは、飽きもせず悪口を言う人の心理状態と、そういった人に悪口を言われたときの対処法を探っていきましょう。
人の悪口を言う人の心理と対処法①マウンティング
入社や転職したばかりで職場に慣れていないのに、意地悪をされたり、悪口を言われたりすると結構ダメージがあるものですよね。そういったときの悪口を言う人は、わかりやすくあなたにマウンティングをしているのです。
つまり、新参者のあなたに「私は他人よりも優れている」と示したいために悪口を言うのです。悪口を言ってマウンティングをとり、あなたの評価を下げて、自分を上げようとしているのです。本当におバカさんですよね。もちろん、あなたが真面目に仕事をしているなら周囲はやがて認めてくれます。おバカさんがワーワーとマウンティングして悪口を言いふらそうと気にすることはありません。相手はあなたを脅威に思っているからこそ悪口を言うのです。「またあの人悪口言ってるわ」と心の中で笑ってスルーして、相手から距離を置くことが一番の対処法です。
また、そういった人は、あなたのことをよく知らないため、怯えてマウンティングしたがることもあるものです。悪口を言う人にあえて笑顔で歩み寄ることで「案外いい人かも…」と感じて悪口が止まるケースもあるので、覚えておくと役立つかもしれません。
人の悪口を言う人の心理と対処法②話題作りの悪口
いろいろな世代や職種が混在する職場では、価値観も仕事の進め方も人それぞれ違います。世代間ギャップもあり、職場というものは衝突が起こるのは当たり前といえば、当たり前の環境です。例えば「あの人のあのやり方は雑すぎるよね」とか「ちょっと、今の若い子は先輩にタメ口なの?」などといった悪口は、個人的な不平不満ではなく、あくまで話のネタ、興味がある話題の一貫として言っていることが多いものです。
もちろん、コソコソと陰口や悪口を言われているあなたは冷たい視線や良く思われていない空気を切々と感じるかもしれませんが、話のネタや話題のための悪口はターゲットがどんどん変わります。そのため、対処法としては気にせず、マイペースでいることです。
そのうち打ち解けて話ができるようになったときに、「あのときは変わった人が入ったわね、愛想がなくて緊張してるわねって話してたのよね(笑)」などと真実が明らかにされる日が来るかもしれません。しばし居心地は悪いかもしれませんが、いっときのことだと考えて気にしないことが得策です。
人の悪口を言う人の心理と対処法③集団だと強気なフレネミー
悪口を言う人の中で、ある意味悪質だと思えるのは、集団だと強気で悪口に同調し、あなたの前では普通に接して来るような裏表のあるタイプです。いわゆるフレネミー(友達ヅラした敵)とも言える人で、裏であなたの悪口を言っているにも関わらず、友達のように普通に振る舞います。友達だと思ってあなたが油断して話したことは、すべて裏で悪口のネタにされていると思って良いでしょう。
そういったフレネミー体質の人は、自分より権力を持った人の悪口に簡単に同調して一緒に悪口を言うのです。ある意味かわいそうな人です。対処法としては、フレネミーだとわかった時には「近寄るなオーラ」を全開にして、おつきあいを断つことです。一緒に仕事をしなくてはならないときには、仕事上の必要最小限の会話のみで他は一切接点を持たないことが最善です。
人の悪口を言う人の心理と対処法④注目されているあなたへの嫉妬
自分の仕事に不安を抱えていたり、コンプレックスが強かったりする人ほど、新人が来てバリバリ仕事をしていると「ひょっとすると自分の仕事を取られるのではないか」「あんなに手早く仕事をされると、自分の仕事が遅いと思われる…」などといった嫉妬から、悪口を言ったりし始めることがあるものです。悪口を言っていると「あんなやつより自分の方ができる」という優越感に浸ることができるからです。自分の仕事のやり方を根本的に改善しようという気持ちがなく、常に誰かと比較して自分を安心させたいタイプだと言えるでしょう。
対処法としては基本的にスルーですが、機会があるなら相手の優越感をくすぐるようなお世辞を言うのも意外と悪口をやめさせる効果があるものです。例えば、相手の会議での発言やプレゼンなどをさりげなく褒めて「さすがですね」とヨイショしてみるのも良いでしょう。人からどう思われるのかを気にするタイプほど、ご機嫌になるはずです。
人の悪口を言う人の心理と対処法⑤暇とストレスの発散
大抵の悪口は、暇な人が垂れ流すものです。職場で集まれば毎回悪口が話題になる人たちは、暇でお互いに共通の話題もなく、単にストレスの発散として悪口を言っているのです。相手が悪口でメソメソしていたり、仲間外れにされてつらそうな様子を見るとますます意地悪心に火がついてエスカレートしていくのがパターンです。
こういった悪口や意地悪への対処法は、あなたは屈せず気にせず、頑として相手にしない態度でいることです。またあまりにも悪口や意地悪がひどい場合は、大きな声で「仕事の足を引っ張るのはやめていただけますか」と面と向かって抗議するのも良いでしょう。その場合は周囲に上司や上の人がたくさんいる時を狙うことです。周囲を巻き込んで、何をされているのかすべて暴露してやりましょう。
悪口、陰口、意地悪を言う人ほど、もしバレたら…とビクビクしているものです。我慢できなくなったらガツンと攻撃しても良いでしょう。その上で、上司に「先ほどは取り乱して申し訳ありませんでした」と謝りに行き、改めて状況説明をしておきましょう。これで少しは大人しくなるはずです。
あなたは油断せず、常に強気でいることです。そのうち暇とストレスの発散で悪口を言う人は、あなたよりリスクの少ない新しいターゲットに行ってしまいます。