自己否定する心理・原因③自分を責めてしまう
自己否定する心理や原因には、自分を責めてしまうというところにもあります。
例えば、何か仕事でミスがあったとしたら、「私が関わったからミスをした。」とか、「私のせいでこうなった。」などのように、必要以上に自分を責めてしまうのです。
自分を責めてばかりいると、「やっぱり私には無理だ。」というように、自己否定を続けてしまう原因になります。
きっと自己否定するタイプの人は、周りの人が、「あなたのせいじゃないよ。」と言ってくれても、「大丈夫だよ。」と言ってくれても意味を感じないでしょう。
「全部私が悪いんだ。」と、どんどん自分を追い込んで、自分を責め続けてしまうのです。
これは、責任感が強いのではありません。ただ、自己否定しているだけです。
自己否定する心理・原因④失敗するのが怖い
自己否定する心理や原因に失敗するのが怖いというものもあります。
誰でも、失敗するのが怖いという気持ちになったことがあると思いますが、自己否定する人は、「私は絶対に失敗する。」という心理があるので、失敗するのが余計に怖くなっているのです。
「どうせ失敗するんだから、私がやらないほうがいい。」というように、失敗することを理由に逃げてしまうのです。
必要以上に、「失敗してしまう。」という思いに駆られていることが原因と思いますが、過去に大きな失敗をしたことがトラウマになっているのかもしれません。
そのため、「あの時みたいにまた失敗する・・・」という思いが強くなってしまい、自己否定してしまうのでしょう。
自己否定する心理・原因⑤傷つきたくない
自己否定する人には、傷つきたくないという気持ちもあります。
傷付きたくないから、最初から「できない。」、「私には自信がない。」と、挑戦から自分を遠ざけてしまうのです。
その心理には、「失敗したらまた傷つく。」というものがあるのでしょう。
今まで散々傷つけられたのかもしれませんし、たった1回の失敗を誰かにひどく責められたのかもしれません。
傷付きたくないというのは、生きていれば誰もが持つ心理の1つだと思います。
だからといって、自己否定までしてしまうというのは、やはりなにかのトラウマを抱えているからなのでしょう。
自己否定する心理・原因⑥自分を守ってしまう
自己否定する人は、自分を守ってしまうところがあります。
というのも、失敗して傷つく前に、自分からできないと思ったほうがいいとか、人から傷つけられる前に、自分から私はダメな人間だということをアピールしたほうがいいと思ってしまっているのです。
だから、いつでも自己否定をしてしまうのです。
逆に考えたら、誰かに傷つけられる前に、自分で自分を傷つけて、自分を落としているのですね。
そうしていたら、人から何言われても、「ほらね。だから私は何もできない人間なんだよ。」って、自分を納得させることができるのです。
逃げ道をどんどん作ってしまっているようですね。