ダイエット前に直近20日間の悪癖潰しを習慣化しよう
痩せたい!と思っていても、ダイエットの知識が間違っていたり、自分を太らせる習慣が身についていたりするとダイエットしても効果がなかなか現れません。いろいろ我慢してるのに全然痩せないと、ダイエットのモチベーションがあっという間に落ちてしまいます。
まずは、ダイエットを考える上で、自分が直近20日間どんな食生活を習慣化していたかチェックしてみましょう。
直近20日間で習慣化したダイエットの敵①お菓子の食べ過ぎの習慣化
お菓子類は大半が炭水化物。カロリーが高くて栄養がないことも十分わかってますが、甘いものの誘惑は強烈です。著者の場合は特に仕事で忙しいとき、疲れたときなどにコーヒーとケーキがあればホッと落ち着き、「さぁ、がんばろう」という気分になります。
そして、家に帰って1段落して、楽しみにしていた新製品のチョコレートをパクパク「思ったよりも美味しくないな」などと批評しつつ、映画やお気に入りのドラマを観ながらポテトチップスとコーラをいただく。これはたまらない至福でした。新発売のアイスがめちゃめちゃ美味しいときは感動しますよね。著者にとって、甘いものは「幸せ」そのもののように思えました。
お菓子は300キロカロリーくらいで、ご飯なら約2杯分に相当する結構なもの。これが直近20日といわず、かなり長い間続いていたせいで、「去年の冬物が入らない」というサイズ感になったというわけです。
ポテチやコーラ、ケーキ、アイスが贅肉を増やすことも、頭のどこかで理解はしているのです。でも、後で運動するからいいやと自分を甘やかしてしまうのです。
だけど、こういった甘やかしは肥満だけでなく、糖尿病や高血圧症といった生活習慣病につながる危険性があることをちょっと忘れていました。これはちょっとヤバいですよね。甘いもの好きもたいがいにしておかないと、健康を損ねては元も子もありません。
直近20日間で習慣化したダイエットの敵②パン食の習慣化
ご飯やパンは主食だから、毎日食べますよね。特にパン。ブームの高級食パンの美味しさと言ったらありません。バターもたっぷり入っていて、なんなら1斤イケちゃうぐらい美味しいですよね。カリッと焼いたトーストにバター、ジャムをたっぷり塗っていただく至福の瞬間はたまりません。糖質、脂質の塊であっても、1回ぐらいいいじゃん!と思いながら、またやりたくなってしまう悪魔的な魅力があるものです。
そして、一度食べるとこれまた癖になるのが菓子パン類です。市販のパンは成分表を見ると、恐ろしいぐらいのカロリーが表示されているものも多いですよね。さすがに大人になると、裏のカロリー表示を見るようになるので、内容量が少ない割に500キロカロリー越えという犯罪的な菓子パンは選ぶことはありません。
しかし、ベーカリーショップの菓子パンや惣菜パンには成分表やカロリー表示はありませんよね。だから結構油断して食べたくなるのです。トレイにパン1個ではなんだか寂しいし、恥ずかしいかなという気持ちになるため、「じゃあ、メロンパンも」「カレーパンもいいな」などと結局ペロリと食べてしまうことに…。パン好きな著者は断言します。パン食はとにかく自制していないと、かなり太ります。
直近20日間で習慣化したダイエットの敵③晩酌の習慣化
お酒が好きな人は毎日の晩酌が楽しみなものですよね。外に飲みに行くと、お酒だけではなくおつまみも煮物、揚げ物、焼き物とお腹いっぱいになるほど食べますよね。そして、酔っ払った後の締めの熱々ラーメンは、またたまらない魅力があるものです。人によってはラーメンではなく、締めのパフェなどという恐ろしいことをする人も増えているようです。
また、沖縄に行くと、散々飲んだ末に、締めのステーキという人も多く驚きます。まぁたまになら、羽目を外してお酒を飲むのは楽しいものです。しかし、毎日飲んで食べるという習慣は間違いなく体重を増やすことになるでしょう。
20日で習慣化したダイエットの敵④大盛りご飯の習慣化
お腹が空いたとき、炊きたてのご飯は何よりもおいしいものですよね。卵かけご飯にしてもよし、明太子やキムチを乗せて食べてもよし。おにぎりにしてもよし。日本人はやっぱりお米だ!と言いながら幸せを感じます。
著者は過去にダイエットをするときは、お茶碗を小さなものにして、少なめに食べていたものです。最近は炊いたご飯を冷凍しておき、食べるときに1食分を解凍するようになりました。つまり、おひつにご飯がない状態なので、ちょっと足りないと思ってもおかわりができないのです。
これはダイエットにも効果がありそうなものですが、いけません。直近20日間、私は1食分のご飯をかなり多めに包んで冷凍するようになっていたのです。これぞ無意識のなせる技。おかしいと思ってチェックしてみると、それは軽くお茶碗2杯分ありました。
ご飯好きな著者は断言します。ご飯もとにかく自制していないと、結構太ります。
直近20日間で習慣化したダイエットの敵⑤ながら食べの習慣化
ダイエットのためには、食事のときには食べることだけに集中し、しっかり美味しさを味わうことが大切だといいます。そうしていると「満腹中枢」が刺激され「ああ、食べた!おいしかった!」と早めにサインを出してくれるので、必要以上の食べ過ぎを防ぐことができるのです。
しかし、直近20日間、テレビやスマホを見ながら食べることが多くなっているなら要注意です。「ながら食べ」は意識がテレビやスマホの情報に飛んでしまうため、食べ物の味がよくわからないまま、気がつくと結構な量を食べていることがあるのです。職場でお弁当を食べるときにも、デスクでメールチェックしながらとか、ネットニュースを見ながらなどということが著者は結構ありました。
そういうときはたいがい、あっという間に食べ終わってますよね。そういうときほど、食後に物足りなくなって、コーヒーにミルクと砂糖を入れたり、お菓子をつまんだりして満足感を求めてしまうのです。
直近20日間で習慣化したダイエットの敵⑥夜食の習慣化
著者が最もダメだと思う食習慣は、就寝前に夜食を食べることです。これがある間はまず、痩せられません。夜食のカロリーはほとんどが消費されず贅肉行きだと覚悟した方が良いでしょう。
とはいっても、お腹が空いてどうしても眠れないことってあるものです。「お腹が空いてグーっと鳴っているときは、痩せているとき」だと言われます。お腹が空いても主から食料が投入されないことを悟ったあなたの体は、贅肉を消費し始めるのです。そういう意味では、夜、布団に入ってからお腹が空いたときはダイエットの黄金時間。さっさと寝て空腹を忘れられれば、スリムに近づきます。
もちろん、夜食をいただき満足して寝るのは至福です。お腹いっぱいで、こんなに幸せな気分で眠りにつけることに感謝の念すら浮かんでくるものです。その代わり、夜食でとった余分なカロリーは中性脂肪という形でがっつり蓄積されますので、それなりの覚悟が必要です。
直近20日間で習慣化したダイエットの敵⑦ストレス食いの習慣化
美味しいものを食べているときって、めちゃくちゃ幸せを感じるものですよね。ちょっとやそっとの不安は、美味しいものを食べることで帳消しにできるのではないかと思うほどです。
それもそのはず。人間は心配事を抱えているとき、脳が手っ取り早く満足感を得られるものを勝手に欲するそうです。確かにそういえば、外国の映画やテレビドラマで、恋人とうまくいかなくなった主人公が大きなアイスクリームを抱え込むようにして食べてるシーンとかありますよね。あれこそ「不安だから食べている」の代表例なんです。
著者も、仕事がうまくいかないことがあると、目の前にあった袋菓子をいつの間にか全部食べちゃってたなんてことが何度もあります。 しかも、そういうときって美味しいとも何とも思わないんですよね。ただ「食べてやったわい」という、虚しい事実が残るのみ。後で体重のおまけもついてきます。