果てしなく広がる太平洋を見下ろそう

遊歩道をしばらく進むと、右手に海が見えてきます。海面ははるか下で、その間は断崖絶壁です。勝浦湾を挟んだ対岸も絶壁が続いていて、このあたりの地形の険しさを実感できるでしょう。

子供の広場

駐車場から5分ほどで「子供の広場」にたどり着きます。ここには滑り台などの遊具が設置されていて、大海原を見ながら楽しく遊ぶことができます。トイレやベンチもあるので、休憩にも最適です。また、海側は展望スポットになっていて、断崖絶壁に囲まれた勝浦湾の眺望を満喫できます。

【千葉・勝浦】古城跡から水平線を望む!八幡岬公園1.jpg
(画像=トラベルライター 子供の広場から勝浦湾を望む、beauty news tokyoより引用)

展望広場

子供の広場からさらに階段を上って行くと、岬の先端にある「展望広場」にたどり着きます。こちらは子供の広場とは異なり外洋の方に開けていて、はるか先には水平線を望むことができます。一方、左手には断崖の上に勝浦灯台が建っていて、太平洋の雄大さと荒々しさを同時に感じられるでしょう。

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(画像=トラベルライター 展望広場からの眺望、beauty news tokyoより引用)

お万の方(養珠院)の像にも注目

展望広場の片隅にある銅像は、勝浦城主・正木頼忠の子で、徳川家康の側室となった「お万の方(養珠院)の像」です。お万の方と家康との間に生まれた義直は尾張藩初代藩主、頼宣は紀州藩初代藩主となり、徳川御三家として将軍家に次ぐ格を誇りました。水戸黄門として知られる徳川光圀は彼女の孫、紀州藩出身である8代将軍吉宗は彼女の曾孫にあたります。

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(画像=トラベルライター お万の方の銅像、beauty news tokyoより引用)

土地に伝わるお万の方の伝承

この地には「お万の布晒し」という伝承があります。これは勝浦城が戦火に見舞われた際に、お万の方が高さ約40mの崖の上から布を垂らし、海上の小舟に逃れて危機を脱したという話です。伝承の真偽は定かではありませんが、郷土の誇りであるお万の方の知性と勇気を伝えているといえるでしょう。

最後に

内海と外洋の眺望を楽しむだけでなく、戦乱の世に思いを馳せることもできる八幡岬公園。房総に行く際にはぜひ訪れてみてください。


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