最高に幸せなひと時である妊娠初期。しかし新しい命を授かったことを嬉しく思いつつも、なぜかめまいや立ちくらみがするして体調が優れず、憂鬱に感じてしまう人はいませんか?当記事では妊娠初期のめまいや立ちくらみの原因とその対処法についてご紹介致します。
めまいで妊娠に気づく人は少ない?
妊娠の超初期の時期にもめまいを起こすことがあります。立ち上がった瞬間や車などから降りる時にめまいや立ちくらみがして体がふらついてしまうこともあり、思わずヒヤリとした人も多いでしょう。
しかし妊娠の超初期の時期はそのめまいや立ちくらみが妊娠によるものだと自分で気づいていない場合がよくあります。「ちょっと体調が悪いのかな?」「疲れがたまってるのかな?」などと気楽に考えてしまう人も多いのです。頻繁にめまいや立ちくらみを起こす場合は、他にも何か症状が出ていないかセルフチェックすることも重要です。
熱っぽい、嘔吐、体がだるい、食の嗜好の変化などの体調の変化が同時に起こっている時は妊娠の超初期の可能性があります。
薬局などでは手軽に自分で妊娠チェックができる簡易検査薬も販売されていますので、上記の症状があてはまる方は病院に行く前に試してみるのも良いでしょう。
妊娠初期のめまいの原因(1)貧血
妊娠の初期によくめまいやたちくらみを起こしてしまう原因は、貧血が考えられます。お腹の赤ちゃんが成長するためにはたくさんの血液が必要になります。お母さんの体から赤ちゃんの体へと大量の血液が送られることが原因になり、必然的に妊娠している女性は貧血になりやすくなってしまいます。
妊娠の超初期では急激な体の変化が起こります。貧血を起こすと吐き気や頭痛、立ちくらみなどのツライ症状も一緒に出ることもあります。
これまでに一度も貧血でめまいを起こしたことがないという女性でも、妊娠をすることで体調が変わってしまうケースはよくあることです。頭を振った時にクラッとしてしまう人、振り向いた時に目の前が一瞬真っ暗になってしまう人などは貧血を起こしている場合があります。
妊娠初期のめまいの原因(2)水分の不足
妊娠の超初期にめまいを起こすのは、体の水分が不足していることも原因になる場合があります。妊娠と水分の不足が結びつかない人も多いかもしれませんが、妊娠の超初期に脱水症状で立ちくらみを起こしたり、頭痛に悩まされている妊婦さんは意外とたくさんいるものです。
妊娠の超初期では、女性の体の中で胎盤が作られます。胎盤を作るためにはたくさんの水分が必要になります。妊娠前と同じぐらいの水分しか摂取していない妊婦さんの体では、胎盤や赤ちゃんのために使われる水分を補いきれず、どうしても水分不足が起きてしまいます。
体の水分が足りずに脱水症状が起きてしまうと、立ちくらみや頭痛、吐き気が起こることもあります。妊娠している時の脱水症状は、ひどい時には倒れてしまう原因にもなりますので十分注意が必要です。
妊娠中は意識して水やお茶、スープなどで体の水分を補給するようにしましょう。ただし冬だけでなく夏場でも冷たい飲み物やスープは控え、ぬるいものや温かいものを飲んで体を冷やさないように気を付けましょう。