体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪の2タイプありますが、違いは何でしょうか?本記事では皮下脂肪、内臓脂肪の見分け方やそれぞれの特徴、つきすぎてしまうことで生じかねない健康リスクなどを紹介し、落とすために必要なポイントについても解説します。
皮下脂肪と内蔵脂肪の違いと見分け方
体脂肪の蓄積量が一定量を超えると肥満と判断されますが、体脂肪はつく場所によって「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2タイプに分かれます。
つまり、単純につく場所によってこれら2つは見分けられるということです。
皮下脂肪の特徴
皮下脂肪は、単純に皮膚の下につく脂肪のことです(下の画像で赤い部分)。もともと皮下脂肪は外部の衝撃から体を守るクッション的な役割を担ったり、寒さによる体温の低下を防ぐ機能も果たしている体脂肪です。
皮下脂肪は、お尻や太ももなどの下半身につきやすい、そして、女性につきやすい傾向があります。これには女性ホルモンの「エストロゲン」が深く関わっています。
エストロゲンは脂肪細胞を小さくしたり燃焼を助けたりする働きがありますが、年齢とともに分泌量が減少するため、特に女性は皮下脂肪がつきやすくなるのです。
エストロゲンは脂肪細胞を小さくしたり燃焼を助けたりする働きがありますが、年齢とともに分泌量が減少するため、特に女性は皮下脂肪がつきやすくなるのです。
内臓脂肪の特徴
内臓脂肪は、お腹まわりにつく脂肪です(下の画像で赤い部分)。厳密にいうと腸間膜(ちょうかんまく)といって腹腔内で小腸を包み込んでいる薄い膜の部分にたまるのが内臓脂肪です。
この部分は、過食や運動不足によって余分なエネルギーが生じたときに体内でつくられる中性脂肪をたくわえやすい場所でもあります。
内臓脂肪がたまってくるとお腹がぽっこりしてきます。
その背景にあるのは男性ホルモンの「テストステロン」です。テストステロンは、筋肉量を増やしたり強度を高めたりする働きをしますが、加齢により分泌量が減少します。
その結果、内臓に脂肪が溜まりやすくなるのです。
内臓脂肪の特徴は、代謝が活発であるゆえに減らすのが比較的容易なこと。
しかしその一方で、代謝障害を起こしやすく、生活習慣病につながりやすいという特徴があります。
ちなみに内臓脂肪は男性につきやすい傾向がありますが、閉経後の女性もつきやすくなる傾向があります。
しかしその一方で、代謝障害を起こしやすく、生活習慣病につながりやすいという特徴があります。
ちなみに内臓脂肪は男性につきやすい傾向がありますが、閉経後の女性もつきやすくなる傾向があります。
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