4.動物病院に連れて行く目安と考えられる病気

【獣医師監修】ネコが食欲不振になる原因とは?対処法や病院受診の目安を解説
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

ここまでは特に病気が原因でない場合の食欲低下に対する対処法を紹介してきました。
ただ、やはり病気のせいで食欲をなくしているケースもあります。
見極めが難しいところですが、以下では動物病院に連れて行く目安、またその際に考えられる病気について解説します。

動物病院に連れて行く目安とは?

長時間にわたって愛猫が食べ物を口にしないときは、何かしらの異常が隠れている可能性が高いため、注意が必要です。早めに動物病院を受診しましょう。
特に生後半年以内の子猫の場合、食事を抜くことで低血糖になる可能性もあるので、たとえ元気に見えても動物病院を受診する必要があります。

その他、あきらかにぐったりとしていたり、下痢や嘔吐が見られたり、息が荒い場合には、絶食時間関係なくすぐに動物病院を受診しましょう。

考えられる病気は何?

消化器系にかかわる異常だけでなく、肺炎や外耳炎などでも、食欲不振を理由に動物病院を受診する飼い主様は多いです。
そのため、食欲がないという症状のみで特定の病気を疑うことはできませんが、猫の場合、多いのは腎臓の異常や口内炎です。
また、老猫の場合、歯周病が悪化したことで、やはり口の中が痛くごはんを食べられなくなることもあります。

その他、飼い主さんの知らないところで布や綿、ダンボールやゴム製品などをかじって飲みこんでしまっている場合もあります。この猫が布などを食べてしまう行為を「ウールサッキング」といいます。これらのものを猫は消化することができないので、腸に詰まった場合などは急に激しい腹痛が起き、命にかかわる重体となる場合もあります。完全に詰まってしまうと手術が必要となるので、すぐに動物病院を受診しましょう。「ウールサッキング」をする猫の多くは0~1歳ですが、成猫になってからはじめてこの行動が出る猫もいます。

その他、食欲不振以外に下痢や嘔吐、大量のヨダレ、急にぐったりした、倒れたなどという状態が見られたら、すぐさま動物病院へと連れていきましょう。病院では落ち着いて、獣医師に愛猫の様子を伝えることがスピーディな処置につながります。

5.まとめ

愛猫がご飯を食べなくなったときに考えられる原因と、その対処法を紹介しました。食欲がない=病気ではないので、あわてて病院を受診する必要はありませんが、長時間何も食べないときなどは注意が必要です。
普段と違う様子や異常を感じたら、迷わず早めに動物病院を受診しましょう。

食事、睡眠、トイレなど、愛猫の生活にとって必要な環境が清潔に快適に保たれているかなどを日々チェックし、安心して暮らせる環境づくりを整えていきたいものです。


提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)

【こちらの記事も読まれています】
犬が吐く理由は?犬の嘔吐の原因や対処法、子犬の嘔吐について獣医師が解説
【獣医師監修】「猫が撫でられるとうれしいポイントと絆を深めるコミュニケーション術」
犬の咳、くしゃみ、鼻水の原因とは?考えられる病気と対処法を獣医師が解説!
猫に好かれる人・嫌われる人の行動や特徴とは?
犬同士が仲良しの時に見せる行動・サインって何?