仕事のミスから立ち直れないときは、ミスをバネにして立ち直る!
一生懸命仕事をしていると、誰だってうっかりミスなど予期せぬ仕事のミスをすることはあるものです。上司に叱られたり。理不尽に怒られたりすることだって何度もあるでしょう。
けど、こう考えてみてはどうでしょうか。アナタの犯したそのミスは、成長に繋げることができます。成功から学ぶものよりも、失敗から学ぶことの方が、あとあと大いに役立つはずです。
また、失敗をきっかけに次へのステップへと進んだり、スキルアップも充分可能です。そのためにも、立ち直るための「根本的な考え方」を変えてみること。そこを意識してみることをオススメします。
個人差はあれども、どんな人でも多少のミスくらいはします。ミスをした場合、どのように対処するべきか、どうしたら良いかをまずは考えましょう。
仕事のミスを引きずらず、立ち直るには次の3つのことを大切にしてください。
①立ち直れないときは、ミスを大げさに捉えすぎないこと
仕事のミスから立ち直れないときは、自分のミスを大げさに捉えすぎていることが多いものです。ちょっとしたミスでも、心の拡大鏡で見ているうちは立ち直れません。
確かにミスした以上、反省が必要です。しかし、必要以上に反省し続けて自分を責めるのは行き過ぎです。ミスをしてこっぴどく怒られても、それはあなたの性格や人格を否定されたわけではないということを、しっかり理解しましょう。
そして、失敗をバネにして前に進むことです。同じミスを繰り返さなければ、それでOK。それ以上自分を責めないで、許してあげましょう。
何がいけなかったのか、原因を自分なりに考えて、答えが出たのであればそれで充分ですよ◎これだけでも周囲にアナタの真剣さは伝わっています。
次からはもうしないようにと意識するだけで、うまくいくようになりますから自信を持って取り組みましょう^^
中には、他人のミスを大げさに騒ぎ立てる人もいますが、そういうときでも動じる必要はありません。自分のミスを大げさに捉える理由の一つに、他者からの煽りや言葉での攻撃からくるパターンもあります。マイナスな空気は、まさに空気を悪くするものです。
周囲の人からキツく責められたとしても、むしろアナタが「プラスの気持ち」を拡散していきましょう。少しでも成長を願う気持ちがあるなら、そのプラス思考を忘れないでいてくださいね。
「誰だって落ち込むよね。でも、気がすむまでとことん落ち込んで反省したら、あとは這い上がるだけ。今の自分はこれから良くなる、運が上がってくる!と自分に何度も言い聞かせてがんばる。これが一番効くよ」(23歳・専門職)
「不謹慎かもしれませんが、人災事故のニュースを見ると「誰かがこの失敗をやっちゃったんだなぁ」と思って、もし自分だったらどうだろうと考えてゾッとします。毎日、日本のどこかで誰かが気の毒な失敗をやらかしているんです。これに比べれば私のミスなんて小さい!と思わざるを得ません。視点を変えて自分の失敗を振り返るにはおすすめです」(33歳・公務員)
②立ち直れないときは、更なるミスを怖がらないこと
仕事のミスが大きければ大きいほど「また次もきっと失敗するかも」「やはり自分には向いてない無理だ」などと思って前に進むのが怖くなるものです。こういうときに思い出してほしいのは『引き寄せの法則』。
仕事のミスを後悔してくよくよと悩み続けていると、『やっぱりダメ』という現実を余計に引き寄せてしまいかねません。だから、どうせ引き寄せるなら、明るいチャンスを引き寄せられるよう、ミスをいつまでも引きずらないことです。同じ仕事のミスを起こさないためにできることを考えて、心を前向きに切り替えましょう。
また、ミスをしてしまったときは、なるべく早めに上司(あるいは先輩)に報告・相談することが大切です。自分のミスがバレるのをおそれてミスを隠ぺいしようとしたり、自分でどうにかして打破することを考える方もいますが、むしろ状態が悪化しかねません。しかも隠そうとすればするほど、あとで必ずどこかで露見しますし、発覚したときの上司の怒りはとてつもないです。
残念ながら、自分一人で処理しようとすると、更なるミスを誘発してしまうケースが少なくないのも事実なのです。更なるミスをおそれるだけでなく、怒られることをおそれて逃げ腰でいるのは、マイナスにしかなりません。その企業内でアナタの役職が高くても低くても、失敗に気づいたときはプライドを捨てて、社内の仲間たちを頼りましょう。
周囲への迷惑が拡大していく前に、ミスをしたことを心を込めてしっかり謝れば、そのあとはわりとスムーズです。素直に誠心誠意をもって謝罪したうえで相談すれば、相手もそれ相応に対応してくれますよ◎
ただし1つだけ注意が必要です。上司に報告する際に、誰かに責任転嫁をしたり、自分にとって都合の悪いことを隠すことはしないようにしてください。明らかに反省の色が無く、罪の意識すら無い人だ・・・と、社内で悪い心象を与えてしまいます。
そしてミスの報告が終わったら、すぐに事後処理に対して真摯に向き合い、持ち直す努力につとめることも大事です。このときの処理能力や対応能力によっては、かえって評価アップしたり、周囲からの信頼を得られることに繋がります。まさに挽回の瞬間が、アナタにとってのチャンスなのです。
「起こってしまったミスをくよくよ後悔してもどうしようもないんですよね。でも、上司に怒られた自分が許せないといつまでも引きずってしまう。そういうときって、誰かになぐさめて欲しかったり、優しい言葉をかけてほしいという「甘え」があるんです。でも仕事の愚痴なんて誰も聞きたくないだろうし、自分で自分に『ドンマイ!』って言ってあげるしかありません。あとはお酒でも飲んで心機一転するに限ります」(30歳・デザイン)
③立ち直れないときは、仕事のミスを前向きに捉えなおすこと
ミスをするとしばらく落ち込んでしまうのは誰だって一緒です。しかし、立ち直れないときこそ、仕事のミスを前向きに捉え直し、自分がどうすれば楽になるか対策を考えてみるのです。
仕事のミスを前向きに捉えなおすには、1時間ほどの「自分会議」がおすすめです。
自分会議の議題テーマは、
『ミスを二度と繰り返さないための対策について』
『今の気持ちを切り替えるために有効な方法について』
しっかり議題を考え、アイデアを出し、メモをとって忘れないように集中してください。こうやって、仕事のミスを今後の教訓に変えて行ければ心の成長につながります。自分会議が終わった後は、自分を許してあげること。何か美味しいものでもパーッと食べて、元気を出して前を向きましょう!
また、自分会議をするのも良いですが、誰か(同僚や先輩)にアドバイスを貰うのも一つの手段です。他者に相談事を打ち明けることで気持ちの整理ができますし、そのときにいただいた助言をもとに、自分の失敗を分析することができます。
社内に誰か一人でも、親しい且つ信頼できる人がいるのであれば、その人に話を聞いてもらうのがベストですね◎
前向きに考えるようにするには、たまには誰かの力をかりて、交流も兼ねてリフレッシュしてみてください。気分転換にもなるし、相談相手との信頼関係や親密度が、より深まることもあります。相手からすれば相談されて悪いように思いませんし、非常に有効的な手段と言えるでしょう。
ミスをしてしまったときは、どこかで線引きして気持ちを切り替えることで、失敗を引きずることはなくなります。事後処理が済んだら、早めに帰宅して好きなことをしたり、誰かと一緒に共通の趣味を楽しんだり。
気分を変えて前向きになれば、精神的な軽さが明らかに異なります。重要なのはミスをどうするか…ではなく、そのミスと向き合って、今後にどう活かしていけるかを考えることなのです。
「勘違いなんかの単純ミスで、他人の信頼を失うような大事になった経験があります。本気で辞めたくなりました、でも、だからって命まで取られるわけじゃないんだぞって、自分に何度も言い聞かせて「この痛い経験は成長のチャンス」と自分に言い聞かせて根性入れてがんばりました。最初の仕事のミスが大きな試練だったせいか、今は少々のことには動じなくなりました」(36歳・サービス業)