地方に移住する際、まずは移住先を決めなければなりません。
全国47都道府県にはさまざまなエリアがあり、自治体ごとに特色や特徴も異なります。
各地域の雰囲気や、自治体が設ける移住者・定住者向けの制度を交えつつ、おすすめの移住先について解説します。

地方移住のメリットデメリット

地方移住するならどこがいい?おすすめの自治体を一挙紹介!
(画像=『移住支援.com』より引用)

近年、都市部から地方へ移住する人が増えています。
「のんびりとした環境で暮らせる」というイメージの強い地方移住ですが、それ以外にも地方での生活にはさまざまなメリットがあります。
そしてもちろん、地方移住にはデメリットが伴うことも忘れてはいけません。
ここでは、地方移住するならぜひ知っておきたいメリットとデメリットについて説明していきます。

メリット

地方移住には、以下のようなメリットが挙げられます。

・自然を感じながら暮らすことができる
・満員電車や渋滞などのストレスがなくなる
・生活費を抑えることができる

特に大都市で暮らしている方にとって、上記は大きなメリットとなります。
都会での生活に精神的なストレスや経済的負担を感じている方は、地方に移住することで快適な暮らしを手に入れることが可能です。
それでは、各メリットの詳細をチェックしていきましょう。

自然を感じながら暮らすことができる

地方移住の大きなメリットのひとつに、自然豊かな環境で暮らせるというものがあります。
人工的な物が何もない田舎エリアでは、自然の美しさや壮大さを日々体感することができます。
季節の移り変わりや風の心地よさを日常的に味わえることから、ストレスフリーなリラックスした生活を求める方におすすめです。
また、大自然に囲まれた地域に移住する場合、澄んだ空気の中で暮らせる点もポイントです。
心身ともに健康的な生活を送れるため、質の良い暮らしを実現することができます。

満員電車や渋滞などのストレスがなくなる

地方移住のメリットに、満員電車や渋滞によるストレスから解放されるという点が挙げられます。
都市部と比較すると、地方の人口密度は低くなっています。
そのため、バスや電車も満員になることが少なく、通勤時にゆったりとした時間を過ごすことが可能です。
車で通勤する場合も、都市部のような大渋滞に巻き込まれることはありません。
その地で暮らす人の数が少ない分、通勤までの道のりもスムーズに運転することができます。
また、渋滞の時間を加味して家を出る必要がないため、通勤にかかる時間を計算しやすいという点もポイントです。
必要以上に早く起きて準備するという生活を脱することができ、毎朝体を十分に休めてから出社できます。
通勤時の満員電車や渋滞で強いストレスを感じている方は、ぜひ地方への移住を検討してみてはいかがでしょう?

生活費を抑えることができる

地方移住には、生活費を抑えられるというメリットがあります。
地域にもよるものの、田舎エリアに移住する場合、都市部よりも安い生活費で暮らすことが可能です。
家賃や購入費がリーズナブルな住宅が多く、都市部のアパートや家よりも広いのに低価格という物件も充実しています。
住居費を抑えて暮らせるため、生活費の大幅な節約に繋がります。
また、農家が多い地域で暮らす場合は、野菜や米などの作物を安く購入できるという点もポイントです。
地元生産の作物を売る販売所があるため、質の良い食品をスーパーよりも低価格で手に入れることができます。
長い目で見ると、都市部と地方の生活費には大きな差があります。
そのため、経済的負担を減らしながら暮らしたいという方にとって、地方移住はおすすめの選択肢です。

デメリット

地方移住で挙げられる主なデメリットは、以下のようになっています。

・地域の人との交流が盛んでご近所付き合いが面倒に感じる
・商業施設や病院などの公共施設がない
・車の運転が必須の場合が多い

都市部と地方では、ご近所との付き合い方や利便性に大きな違いがあります。
地方で暮らすデメリットを考慮しないまま移住すると、「こんなはずじゃなかった」と後悔することになるので注意が必要です。
デメリットも含めた移住後の生活をイメージすることで、地方での暮らしを充実させることができます。
では、各項目を詳しく見ていきましょう。

地域の人との交流が盛んでご近所付き合いが面倒に感じる

地方は、住民同士の交流が濃い傾向にあります。
家族ぐるみで濃厚な付き合いをする地域も多く、道で立ち話をしたり、お裾分けをし合ったりと、頻繁に地域住民と接触しながら暮らすことになります。
ご近所付き合いを積極的にしたい方にとってはメリットとなり得ますが、そうでない場合はデメリットでしかありません。
色々なことを尋ねてくる地域住民に対して「過干渉な人たちだな」と感じてしまうことから、生活する上でストレスとなる可能性が高くなっています。

商業施設や病院などの公共施設がない

移住する地域によっては、市町村内に公共施設がない場合もあります。
特に人口の少ない田舎エリアに引っ越す場合、必要最低限の食料品店や学校しかないというケースも珍しくありません。
最寄りの商業施設や病院へ行くのに公共交通機関を利用しなければならないため、生活する上で非常に不便です。
特に都市部から移住する方にとって、地方の利便性の悪さは大きなデメリットとなり得ます。
便利な環境で暮らしたいという場合は、公共施設がある程度揃った地方への移住を検討しましょう。

車の運転が必須の場合が多い

地方で暮らすにあたって、車の運転が必要となる可能性が高くなっています。
都市部のように公共交通機関が発達していないことも多く、バスや電車の本数が少ない傾向にあるからです。
また、田舎で暮らす場合、生活利便施設がそれぞれ離れた場所に位置しがちという点も考慮しなければなりません。
役所、商店街、病院、銀行、郵便局などが市内の異なる場所に点在していることも多く、各施設が車移動の距離ということも一般的です。
車なしでの生活が成り立たない地域もあるため、車の運転をしない方にとっては大きなデメリットと言えるでしょう。