通訳者は生身の人間です。ついうっかり間違えてしまうことはあります。ただ、外科医の手術同様、「あ、間違えちゃった!」では済まない職種です。となると「間違わないようにするために無難に訳すか?ざっくりと意訳するか?」という安全ルートも一案となります。訳語に自信が無い、固有名詞が聞き取れなかった、数字が早口過ぎたなどなどの際、「ざっくりと」訳した方が身を守ることになります。でも、いつもそのようにして安全策ばかりをとっていたら、高精度の訳出はできません。ゆえに常に誤訳のリスクと戦いながら通訳をしているのです。

フリーランスであったとしても、常に「チームの一員なのだ」という意識を強く抱きながら、これからもこの仕事を続けていきたいと思っています。

(2022年3月8日)

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