一方、そんなウォード記者に対して、「パラシュート・ジャーナリズムだ」と批判する者もいます。「紛争地にパッとやってきて、表面をなぞるだけの取材だ」と。

確かにそうした見方もあるでしょう。それでも彼女の最新刊“On All Fronts” (Penguin Books, 2021年)を読むと、「9.11事件を機に戦場特派員が自分にとってのcalling(使命)と自覚した」と書かれています。命がけで使命を全うしようとしているのです。

「伝える」という仕事の一端を担う放送通訳者として、私自身、これからも真摯に通訳を続けたいと思います。「特需」が無くなる平和な世界の実現も。

(2022年3月1日)

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