婚活時の年収が低くても、こんな男性はおすすめ

数々の成功例、そして失敗例を見聞きしてきた筆者なら、以下のような男性をおすすめします。

まず、どうしても高い年収へのこだわりが捨てられないなら、先に紹介した由香さんのように「独立直後などで、まだ日の目を浴びていない(そして成功しそうな)自営業者」はいかがでしょう。本当に成功するかどうかは未知数ですから、選択眼は必要ですが、少なくともサラリーマンに比べて「上昇の余地」は十分です。

中でも「士業関係者(弁護士・税理士・社労士・司法書士・公認会計士・行政書士・弁理士・FP技能士など)」は、一般的な自営業者に比べれば、大きく稼ぎにくい反面、リスクやコストが低いので、おすすめといえます。今どき「弁護士でも食えない」と言われている一方、ひとまず誠一さん程度の成功者なら、士業の方ならけっして珍しい存在でもありません。

また年収へのこだわりを捨てられるのなら、「穏やかで優しい男性」または「コミュニケーション力が高くて思いやりのある男性」がおすすめです。

意外と婚活中の女性は、こういった男性を「男らしくない男性」として除外しがちですが、沢山の結婚後の夫婦を見ていると、こういう男性と結婚した女性こそが幸せになっているように思います。

なお、一般的な婚活中の女性は、男性の年収にばかり目がいき、なぜか性格については「結婚したら変わってくれるはず」と思い込む傾向にあります。男性も女性も、人の性格というものは結婚しようが、子供が産まれようが滅多に変わることはありません。変わるなら、むしろ悪い方に変わります。

年収に惑わされなければ、理想と現実のギャップは埋まる

話を戻しますが、サラリーマンで年収1500万円といえば、外資系企業のトップセールスマン、あるいは大企業の部長クラスでしょうか。

成功してからでは手が届かないというのは投資も同じ。

将来が見えない駆け出しだったからこそ、誠一さんは誰にも目を付けられていなかったのですし、また、そのような状況だったからこそ、由香さんもアッサリ誠一さんを射止めることができました。

しかも「一番キツい時代を支えてくれた感謝の気持ち」は多くの場合、生涯消えません。目の前の安定を求める「貯金型」もいいですが、先々を見据えた「投資型」の婚活も、悪くないと思いませんか?

どうしても年収にこだわるなら「今後の上昇の余地」、年収をいったん除外できるなら「性格(もしくはあなたとの相性)」を求め、婚活市場における理想と現実のギャップを埋めていきましょう。

文・婚活FP山本(山本FPオフィス代表)/DAILY ANDS

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