独立間もない頃、支えてくれた妻に感謝

結果的に由香さんの3倍稼ぐようになった誠一さんですが、独立間もない期間、自分を支えてくれた感謝の気持ちを忘れることはなく、今でも由香さんに尽くしてくれているそうです。

由香さんは当時の自分をこう評していました。

「彼との結婚を決めた私の目は間違ってなかった。そして、それを証明してくれて私もうれしい!ホントによくやった!」
 

(写真=fizkes/Shutterstock.com)

婚活市場にいる男性の年収とは?

婚活市場に限った明確な統計はないものの、国税庁の最新の民間給与実態調査では、30代前半男性の平均給与は457万円、30代後半男性でも512万円です。

婚活中の一般的な女性は、年収300万~400万円の男性をバッサリ見切るものですが、同調査によると、500万円を超える年収の男性は全体の約41%と半数以下。600万円以上で考えると、約28%と3人に1人いるかいないか、という計算です。

さらに統計上、年齢が高いほど年収も高い傾向がありますから、30代男性に限れば、上記の比率はさらに少なくなります。その上、一般的には年収の高い男性から順に婚活市場からはいなくなりますから、「年収500万円以上の結婚適齢期の男性」の割合は、いったいどのくらいになるでしょうか。

年収の高い男性を狙う2つのリスク

もっとも、婚活市場にも年収500万、600万円を超える男性がいない訳ではありません。

ただ……冷静に2点、お考え下さい。

まず繰り返しですが、女性は年収の高い男性を狙いがちですから、逆にいえば年収の高い男性はモテます。そして、男性だって「より良い女性」と結婚したいと考えています。厳しい言い方ですが、あなたは、その「より良い女性」と思われる市場価値があるでしょうか?

また男性の中には、30代後半、または40代前半でも年収は高いのに、なぜか一向に婚活が実らない方が一部おられます。それはなぜでしょうか?答えは簡単ですね。その男性のどこかに、年収が高いという魅力を打ち消すほどの欠点があるということす。

それでもあなたは、年収の高い男性を狙い続けますか?

高年収な男性と結婚すると苦労する!? 

筆者はこれまで高年収の男性と結婚して苦労したさまざまな女性を見てきました。

年収1000万円の男性と結婚したのに専業主婦にならせてもらえなかったり、一部上場企業勤めの年収600万円の夫が結婚後に豹変したり。年収800万円の夫と結婚したけれども、金銭感覚が狂って教育費が不足し、生活費削減に苦しんだ夫婦もいましたね。夫の突然の年収下落で家庭崩壊の危機を招いてしまったパターンや、年収600万円の男らしい人と結婚したら、妊娠中に浮気されて離婚しシングルマザーになったケースもありました。

もちろん、「夫の年収が低いから生活が苦しい」という声も聞きます。しかし、この声を上げる女性の多くは、女性自身が専業主婦だったりパート勤務だったりで、収入を夫に頼る前提だから起こっている事が多いです。そうでなければ、そもそも浪費家だったり、「幸せ家族計画」に無理があったりします。

少なくとも、あなたはそんなに低収入、無計画な女性ではないのではありませんか。あなたも普通に働いているなら、そこまで男性に高い年収を求めなくてもよいのではないでしょうか。

そういえば、年収300万円の男性と結婚し、周囲も羨むような幸せな家庭を築いている女性もいましたよ。
 

(写真=StockLite/Shutterstock.com)