「巻き肩」という言葉を、最近SNS上でもよく見かけるようになりました。 でも実際のところ、巻き肩ってどういう状態なの?どうして巻き肩はよくないの?巻き肩が首こりや肩こり、腕を太くさせてしまう、顔が大きくなるって本当なの?

そんな話題の「巻き肩」について、ここでは詳しく掘り下げていきます。

巻き肩改善におすすめのポーズもご紹介しましょう。

巻き肩ってどういう状態?チェックテストをしてみよう

『yoganesss』より引用
(画像=『yoganesss』より引用)

巻き肩とは文字通り、肩が内巻きにねじれている状態を指します。

チェックする方法はいくつかありますので、まずは自分が巻き肩かどうかを確認してみましょう。

巻き肩の特徴

  • 背中を壁につけて真っ直ぐに立った時に肩のはじと壁の間に大きな空間があり、無理をしないと肩のはじを壁につけることができない。
  • 仰向けに寝た時に肩のはじが床から大きく浮いている。
  • 鏡で正面から鎖骨を見ると、鎖骨が緩やかな「V」の字になっていて「一」の字になっていない。
  • 両手をばんざいした時に、二の腕が耳の横から後ろまで上がらない。
  • 首を回した時に後ろ側が詰まる感じがする。
  • 二の腕や肘がいつも体からやや離れている。
  • 肩甲骨が背中のお肉に埋もれていて、どこにあるのかよくわからない。
  • 年々背中が広くなっていると感じる。
  • 耳と肩の距離が拳2つ分もない(首が短い)。
  • 二の腕の後ろ側が冷たい、筋肉痛を起こしたことがない。

以上、10個のチェックを上げてみましたが、1つでも当てはまると巻き肩の可能性があります。

当てはまる数が多いほど巻き肩の度合いは深刻だと考えられるので、正しいヨガのポーズやストレッチを使って改善すべきです。

なぜなら巻き肩によって、二の腕が太くなる、顔が大きくなる、といった美容面のデメリットだけでなく、首こりや肩こりが取れない、頭痛が起こりやすくなる、腕や指が痺れる、四十肩・五十肩になるといったさまざまな不調の原因にもなるからです。

正しい肩の位置を確認しよう

『yoganesss』より引用
(画像=『yoganesss』より引用)

そもそも正しい肩の位置とはどういうものなのでしょうか?

わかりやすくいうと、ハンガーのような形です。

首がハンガーの引っ掛ける部分だとすると、ハンガーの左右のラインが肩の部分で、ハンガーの下の直線部分が鎖骨です。

これが、巻き肩になると、左右のラインは顔側(内側)に入り込み、さらに鎖骨部分は直線ではなくVの字になります。

私たちの頭は個人差があるにせよ4〜5kgの重さがあるとされ、それを細い首と肩で支えています。

人間の目は顔の前側についているので、どうしても頭は下がりがち。

そうなると、首の後ろの筋肉や肩だけで頭を支えるのは負担となり、背中を丸める(肩を丸める)ようにして、頭を支えがちです。

その状態が長く続けば続くほど、肩の位置や鎖骨の位置はずれはじめ、やがて巻き肩になるのです。

巻き肩の時の顔は3割増で「おブス」になってしまう

『yoganesss』より引用
(画像=『yoganesss』より引用)

巻き肩の状態の時、私たちの肩は上がり耳に近くなり、首は短くなり、顔は前に飛び出し、眉間にしわがより、顔が鎖骨より前に出ることで顎が重力で引っ張られやすくなり、二重顎になるか、たるみます。

ほうれい線もくっきりです。

試しに顔の下あたりにスマホを置いて、インカメで顔を撮影してみてください。

自分が知っている自分の顔よりも、だいぶ「おブス」に写ってしまうのではないでしょうか。

これが巻き肩の最も恐ろしい点の一つです。

しかし、肩を回し下げ鎖骨の真上あたりに顎先が来るような場所で顔写真を正面から撮れば、いつもの自分の顔になるはず。

巻き肩になっている時間の多くが、PCに向かっている時間やスマホに向かっている時間ですが、その時間はいつもの自分より3割増でおブスになっていると自覚した方が良いでしょう。

横から巻き肩を見ると猫背でまるで猿のよう…

『yoganesss』より引用
(画像=『yoganesss』より引用)

さらにその状態を横から見るとどうでしょうか。

なかなか鏡などがないとチェックしづらいと思いますが、イメージとしてはまるで猿です。

猿であればそのまま両手を下に突き四つ足で歩くのでちょうど良いのですが、私たちは二足歩行動物。

巻き肩の状態で立ち姿勢に移行すると、両手は腿の前側に、首も短く、顔は飛び出て、なんだかこじんまり小さく、そして猫背で元気がなく見えてしまいます。