友達の子供が嫌いで我慢できないとき、賢く立ち回る5つの方法
子供を連れて家に遊びに来てしまうのが癖になっている友達に、NOと言いたいけれど、角が立ちそうでなかなかきっぱりと断れないとき。ストレスを溜めずに賢く立ち回る方法をご紹介します。
①子連れの友達とは外で会うと決める
あなたが無駄なストレスを溜めないためにも、会いたいときには「外で会う」ことを前提と決めておくと良いでしょう。
子供がぐずったり暴れたりするとき、レストランやカフェだと親も周囲に気を遣います。それに比べて、子供を放置してのびのびできるあなたの家は最高の場所と友達からは勝手に認識されているのですから。
例えば、絶対に聞かせたい話があるというならば、公園や子連れ歓迎と明記してあるカフェなど外に連れ出すことにしましょう。気候の都合で家じゃないと困ると言われるなら、友達の家に行くという二択しかないと言うのです。
ことあるごとに「だいぶ活発になったから、もううちなんかより外がいいかもね」と言っておいたり、無料や有料の子供の遊び場や、広い公園やアスレチックの情報を添付して、良さそうだね!とポジティブな情報として知らせておくのもいい作戦です。
併設のカフェでコーヒーを飲む大人の時間と、屋外で思い切り遊ぶ子供におつきあいする時間の、両方をちゃんと持てるよ!などと提案しましょう。せっかく会うのなら、大人も子供も楽しい時間を過ごしたいですから!
②家に招かない理由をいくつか考えておく
嫌な思いを我慢してストレスを溜めるぐらいなら、迷惑な友達、嫌な子供はとにかく家に招かないことが一番の得策です。
「今まで遊びに行ってたのに」と不審がられないためには、嘘も方便。「ちょっと体調が悪くて」「大事な用事があるから」など、いくつか家に招くことができない理由を考えておくとよいでしょう。最近では「夫が在宅勤務になって、家に大切な書類とかが増えちゃったから」「ステイホーム期間にワークスペースを作ったら、前ほど遊ぶスペースが取れなくなって」など、仕方がないと思える理由が思いつくはずです。
「友達の子供に大事なフォトフレームを割られてしまったことがありました。友達は「ごめんね」と謝ってくれましたが、こっちは笑えないほどショック。次に「遊びに行ってい?」と言われたとき、そのショックから立ち直れていないことを理由に断ると、「心が狭い」と言われてしまい、つきあう価値はないとやっとわかりました」(30歳・会社員)
③家に人を招く際のルールを決めておく
どうしても家に友達を招きたいときには、子供連れで来る友達に対する「家のマイルール」を決めておくと良いでしょう。あらかじめルールを決めておくと、ストレスも最低限に抑えられます。また、子供がもう少し成長した後に、子供だけが家に遊びに来るときのルールや、もちろん我が子の他の家での振る舞い方のしつけにもなりますよ。
例えば
・開けていいドア、入っていいフロアは最初に知らせて徹底する
・遊びに来るなら週1回、月1回など。曜日を決めて遊びに来てもらう
・夏時間と冬時間を決めておく。夏は5時まで、冬は4時までなど
・特別なおもてなしをしない。飲み物は麦茶だけと決めておく
・大人と子供の人数比を把握し、大人の目が届かなくなりそうな人数の子供は受け入れない
・夫の仕事に関するものがおいてあるので、写真を撮ってSNSにアップしないと伝える
「あの家に行っても面白くない」「なんか面倒臭いことを言われる」と思われれば、さすがに訪れる頻度も減っていくでしょう。
④子供が大きくなるまではオンラインで
いたずらざかりの子供も、あっという間に大きくなるものです。手がかかったりイヤイヤ期の子供がいる友達とは、いっそ子供が大きくなるまでSNSやLINE、オンラインでゆっくり話をするのも対策のひとつです。感染症防止の意味もあるので、断り方としては今一番良い方法かもしれません。
これならば家から出るまでの支度に追われることもありませんし、オムツやストローマグなどの忘れ物に困ることもありません。子連れ歓迎で座敷のある食べ物屋さんを探す面倒もなくなり、お互いの負担が軽減します。少し大きい子であれば、大事な幼稚園行事や大会の前に風邪をもらったり移したりする心配もなくなります。
要するにママたちが最近の出来事を話したいだけなら、オンラインでも解消できるはずなのです。だいたいは、そのお付き合いとして連れ出される子供が暇を持て余して悪さをするのですから!
「パパたちのウェブ会議の真似して、ちょっとやって見ない?」など言ってみれば、面白い提案として受け入れてもらえるのではないでしょうか。その際、大人のオンライン飲み会での問題点として挙げられがちな“終わりどきの切り出し方が分からない”という点についてあらかじめクリアするために、夕飯の支度や買い物の都合があるから2時間だけなど決めて、最初に共通の理解を得ておきましょう。
⑤子供が嫌なことをしたらやさしく諭す
友達の子供であっても、自分に嫌なことをされたら「しないでね」と諭すぐらいはできるのではないでしょうか。開けてはいけない扉の前に立ったら、サッと手をかざして制止しましょう。諭してもしつこく嫌なことをされたら、友達に「これやめさせてもらっていいかな」と言いましょう。「ついて回るのに忙しくて、ママたちはおしゃべりしてるどころじゃないね!」など、疲れを見せながら、呆れ顔で困っている旨をアピールしましょう。はしゃいで歯止めが効かなくなる前に一度は止めます。
それでもやめないようなら、あなたが子供を叱れば良いのです。もちろん、感情的に叱るのではなく、やんわりと「そんなことをやってはいけないよ」「さっきやめてって言ったよね」と教えてあげればいいのです。突然叱るのは子供にものを伝えるのにタブーな方法です。またやってはいけない理由も、やさしく教えてあげるといいでしょう。
子供は視野が狭いものです。「僕(私)に友達がいるように、ママにはママの友達がいるのだ」と気がつくのは、幼稚園生になる頃でしょうか。それまではあなたのことは「いつもいる見たことのある大人の人だ」くらいの認識でいます。初めて接する家族以外の大人の人として、教えられることはないでしょうか。
友達の子供があなたに会うことは「家や家族相手にして大丈夫なことが、全部の大人の人が許してくれるとは限らない」ということを知る、初めての機会と言えます。嫌なことをされたら、目を合わせて真面目な表情で、ゆっくり低い声で「それはいけないよ」と伝えましょう。もしかして子供は泣いてしまうかもしれませんが、きちんと伝える事が大切です。