医療脱毛は痛いって本当?
医療脱毛は、痛みが強いといわれています。
痛みを強く感じる理由や痛み対策をお伝えしますので、痛みが気になる方は事前にチェックしておきましょう。
医療脱毛の痛みは熱が伝わる痛み
医療脱毛で感じる痛みは、レーザー照射によって発生した熱が周囲の肌に伝わったものです。
照射したレーザーは、毛根のメラニン色素に反応して熱を発生させます。
毛母細胞を破壊するこの熱の温度は、250度以上に及ぶとされます。
肌に直接250度の熱が加わるわけではありませんが、毛穴周辺の皮膚にも多少の熱は伝わるため、医療脱毛で痛みを感じることがあるのです。
痛みの感じ方には個人差がありますが、一般的には、輪ゴムで弾いた程度の痛みだといわれています。
毛量や部位によっては強く痛みを感じる場合もあるかもしれません。
クリニックでできる痛み対策
医療脱毛を扱うクリニックでは、以下のような痛み対策を行っています。
・麻酔を使用する ・痛み対策をしている脱毛機を導入する ・レーザーの照射出力を下げる
医療脱毛は医療機関で行うため、痛みが強い場合には麻酔を使用できます。
麻酔には、麻酔クリームと笑気麻酔の2種類があります。
痛みを強く感じる場合は、麻酔の使用を申し出ましょう。
医療脱毛の痛みは、しっかりとメラニン色素に反応しているという証でもあります。
痛みが強い場合は照射出力を下げてもらえますが、下げ過ぎると効果が低下する可能性もあるため注意しましょう。
また、クリニックによっては痛みの少ない脱毛機を使用しています。
たとえば「蓄熱式」という照射方式であれば、低出力のレーザーを連射して毛根をジワジワと温めていくため、施術時の痛みを感じにくいといわれています。
冷やすと痛みが軽減されるため、冷却機能のある脱毛機を採用しているクリニックを選ぶのもおすすめです。
自分でできる痛み対策
痛みを軽減するために自分でできることもあります。
医療脱毛の施術中は、以下の点に気を付けましょう。
・日焼けを避ける ・生理中を避ける ・保湿ケアをする
日焼け肌にはメラニン色素が増えているため、医療レーザーが反応して痛みを強く感じる可能性があります。
そもそも、クリニックの多くは脱毛中の日焼けをNGとしています。
肌が赤くなっているときに医療脱毛をすると、肌の状態が悪化する可能性があるためです。
脱毛中は、日焼け止めや日傘、UVカットの洋服などを活用して日焼けしないようにしましょう。
また、女性ホルモンの変動によって肌が敏感になる生理中も、施術を避けたほうが無難です。
肌の水分には毛穴から伝わる熱を吸収する役割もあるため、不足していると痛みを感じやすくなります。
肌の水分量が少ないと肌トラブルも起こしやすくなるので、日々の保湿ケアも重要です。