【IT用語】APIのメリットは?
APIが登場したことにより、エンジニアの開発環境はもちろん、店舗の在庫管理、セキュリティ、そしてサービスの受け手となる私たちの生活に至るまで、色々なことが大きく変化しました。
例えば開発者の工数がぐんと削減できるようになりました。以前は「Aで使用していた機能をBで使う」ために、B側でAの機能を1から開発する必要がありましたが、APIの登場により開発が不要に。
さらには浮いたリソースで別の開発を行ったりと、間接的にソフト(およびサービス)の質の向上にも繋がっています。
APIの影響は、直接的なソフト等の質の向上だけではありません。
APIによりユーザーがシームレスにソフトの機能を使えるようになったため、ユーザーはより幅広くソフトを利用できる(サービスを受けられる)ようになりました。
また、GoogleやFacebookなどの大手企業が開発するソフトやプラットフォームとの連携が容易にでき、セキュリティ面の強化にも繋がっています。
APIによって、開発者には簡単な開発が、ユーザーには安全で質の高いサービスがもたらされることになりました。
【IT用語】APIにはこんな側面も
メリットがたくさんあるAPIですが、大手サービスやプラットフォームに依存しやすくなるというデメリットもあります。
大手のサービスが停止したり、企業の形態が変わってしまうなどで、APIでの連携が不可能となるリスクも0ではありません。
ユーザー側にとってもデメリットとなりますが、これは「Aで使われている機能をBでも使えるようにする」でいうところの「B」運営会社が特に大きなダメージを受けるケースです。
例えばECサイトで自社の在庫や顧客情報を大手ショッピングモールサイトとのAPI連携で一元管理している場合、モール側がなんらかの理由でサービスを終了すると、自社の管理が一切できなくなってしまう恐れもあるのです。
便利なAPIですが、提供元の都合により使用の継続可否が左右される可能性があることも、押さえておきましょう。
2021年の現代においては、国内外問わず日々さまざまなソフトウェアやサービスが開発されています。業界や職種を問わず、デジタル関連用語は今やビジネスパーソンの必須知識です。
基本的な用語の意味を理解して、ITトレンドへの関心を高めましょう。
提供・転職の地図
【こちらの記事も読まれています】
>【ビジネス】コピペ可!年末のご挨拶メールテンプレート
>【コラム】『女性の社会進出』の歴史
>【ビジネス】相手に初めて送るビジネスメールの書き方【着任などのご挨拶メール】
>【ビジネスマナー】オフィスカジュアルとはどんな服装のこと?
>「働く理由」がわからない!お金以外に働く意味なんてある?