日々の暮らしや仕事でIT用語に触れる機会が増えました。しかしその多くが難しい言葉だったり、ネットで調べてもいまいちよくわからなかったり、ということはありませんか?このシリーズではそういったお悩みや疑問にお答えすべく、できるだけシンプルに、身近な例などを用いながら、IT用語を解説していきます。
シリーズ第一回目の今回は、「API」についてご紹介します。
【IT用語】APIとは何?
APIとは、「Application Programming Interface (アプリケーション・プログラミング・インタフェース)」の略。
インターフェースは「接点」などを指す言葉で、異なる2つのものをつなぐという意味があります。
APIは「異なるソフトウェアやプログラムをつなぐもの」です。
もっとシンプルに表すと、「Aの機能をBでも使えるようにする」…つまり、APIがあることで異なるソフト間の機能をシームレスに使えるというイメージです。
APIは普段目に見えるものではありませんが、実は色々なところで使われています。
私たちの身近なところでは「ECサイトでのオンライン決済代行サービス」がAPIによるものです。
カード番号などはそのまま入力するとセキュリティ上危険なため、一般的には番号を暗号化するAPIが多く使われています。
もっとイメージしやすいのは「占いや診断の結果をSNSにシェアする仕組み」ではないでしょうか。
きっと多くの人が、サイトで見たそのままの画像や文言をSNSでシェアしたことがあるでしょう。
この仕組みも、APIによって実現できている機能の一つです。
2つの異なるソフトウェアは「APIキー」という情報を使っての連携が可能です。
APIキーが用いられる理由は、開発情報をそのまま渡してしまうのはセキュリティ上の問題があることと、何より仕様などを簡単に説明してあげる必要があるからです。
APIキーという情報があれば、難しい開発の手順などは必要なく、ルールに則った上で、簡単に両者をつなぐことが可能になります。
またAPIキーを受け取ることで、提供元の提示した条件を満たしたというエビデンスにもなります。
まずは
・APIというものを通して、Web上の2つの異なるものが連携できるようになる
・APIで連携するには「APIキー」が必要
以上の2つのポイントを覚えておきましょう。