原価率1位はコメダ珈琲店

原価率1位はコメダ珈琲店です。コメダ珈琲店は、95%がフランチャイズ店舗のため、売上原価率が特に高くなっています。

ただ経費率は、他のチェーンに比べ圧倒的に低いようです。フランチャイズ店舗が大半であることから、ドトールやタリーズ同様に、設備投資や人件費等を抑えることができるのです。

またコメダ珈琲はロードサイド店舗など賃貸費用が安い店舗が多い傾向です。こちらもまた、経費を抑えることにつながっています。

一杯のコーヒーに隠された情報を読み解こう

コーヒーチェーンを利用する方は多いかと思いますが、チェーンによって原価率や経費率が大きく違うことを知っている方は意外と少ないかもしれません。

それぞれのチェーンには特徴があり、どの形式が良いかと言う事は一概には言えませんが、同じようなコーヒーチェーンと思っていても、内情や経営方針は大きく異なります。

コロナ禍のため、先行き不透明な状態が続く現代、同じコーヒーチェーンでも、時間がたつにつれ、「勝ち組」と「負け組」の差が明確になっていくかもしれません。

決算内容を知ることで、株式投資に役立てることができます。毎日飲むコーヒー、その一杯の裏にさまざまな情報があります。コーヒーを飲む際には経営状態などチェックしてみるといいかもしれません。

文・渡辺智(1級FP技能士)

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