保護猫業界全体の“自続可能性“を高めたい
neconote代表取締役・黛 純太氏
「保護猫団体の自立支援」をミッションに、昨年27歳の若さで起業した黛純太氏。現在クラウドファンディングで資金を集め、「猫の推し活アプリ」の制作を進めている。
「このアプリを使えば、応援したい保護猫のライブチャットに参加したり、画面越しにおやつをあげることができます。保護猫団体は猫に協力してもらい、活動資金が得られる仕組みです」
ユーザーがボランティア登録をすることで、保護猫団体が必要とする人材とのマッチングも行う。黛氏がこのアプリを制作するのは、保護猫業界の後継者問題を危惧するからだ。
「これまで保護猫業界で活躍されてきた方は40代から60代で、専業主婦の方も多い。それより下の共働き世代では、どちらかが仕事を辞めて猫の保護に振り切ることは難しく、次の世代が入って来れないんです」
そこで黛氏は保護猫団体が自ら稼ぐ仕組みの構築に取り組む。
「猫のためになにかしたい気持ちがある人は多い。保護猫活動の裾野を広げていきたいです」
テックを駆使した次世代の保護猫活動に要注目だ。
【neconote 代表取締役・黛 純太氏】 保護猫シェルターに住み込みながら、クラウドファンディングで、猫助けサブスクリプションサービス「neco-note」を開発中
取材・文/池田 潮 週刊SPA!編集部
提供・女子SPA!
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