【2日目】九州を代表するパワースポットが集まる太宰府を散策しよう!
福岡の旅は2日目へ。古代九州の中心地で、パワースポットが集まる太宰府(だざいふ)へ行きましょう。太宰府天満宮を中心にパワースポットが集まっており、観光客はもちろん、受験生も参拝に訪れています。
8:00 「パンとエスプレッソと博多っと」で明太子トーストを食べよう!
2日目の朝は、福岡で人気のパン屋さんでモーニングを食べましょう。「パンとエスプレッソと博多っと」は、ホテル「THE BLOSSOM HAKATA Premier」の1階にあるパン屋。東京・表参道の人気店が福岡に進出しており、福岡限定の食パンを味わおうと朝から行列ができるほどの人気店です。
人気の「ムーめんたいセット」は、お店の看板商品「ムー」と呼ばれる食パンに明太子や明太子クリーム、明太バターをトッピング。小麦の香りが良い食パンと、明太子との相性は抜群です。この他にも、フレンチトースト(税込900円)や、糸島産の卵を使ったサンドイッチも堪能できます。
またテイクアウトで味わえるパンも、30~40種類販売。明太子が入ったメロンパンをはじめ、カヌレや八女茶(やめちゃ)を使ったパンなど、地元の食材を使ったオリジナルの焼き立てパンが楽しめます。
9:30 博多駅から地下鉄と西鉄で太宰府へ
ホテルをチェックアウトし、博多駅のコインロッカーに荷物を預けた後は目的地の太宰府を目指しましょう。博多駅から地下鉄空港線に乗って天神駅で乗り換え。7分ほど歩いて西鉄福岡駅から西鉄天神大牟田(てんじんおおむた)線に乗車します。特急に乗って西鉄二日市(ふつかいち)駅で乗り換えた後、太宰府線に乗って約5分で太宰府駅に到着します。
10:30 コミュニティバスに乗って鬼滅の刃に関連する神社へ移動
太宰府駅に到着した後は、信号をわたって少し歩いたところにあるバス停から太宰府市のコミュニティバス「まほろば号」に乗りましょう。内山行きのバスに乗って約10分で終点に到着。ここから歩くとマンガ『鬼滅の刃(きめつのやいば)』に関連する神社に到着します。本数は1時間に2本、30分ごとに運行しているので、事前に時刻表で時間を確認しておきましょう。
10:40 鬼滅ファン注目!縁結びにご利益がある宝満宮竈門神社を参拝
「宝満宮竈門神社(ほうまんぐうかまどじんじゃ)」は、宝満山(ほうまんざん)の麓にある神社。縁結びの神として知られる玉依姫命(たまよりひめのみこと)を主祭神として祀っており、男女の良縁はもちろん、仕事や家族、友人などの良縁にご利益があるといわれています。
最近は、漫画『鬼滅の刃』の聖地巡礼に訪れる方もいます。諸説ありますが、主人公・竈門炭次郎(かまどたんじろう)や妹・竈門禰豆子(かまどねずこ)の苗字が神社の名前についていることや、古代九州の大宰府政庁を設置する際に鬼門除けとして祀られたことと、ストーリーが鬼退治と似ていていることが所以だそうです。
境内には様々なパワースポットがあります。末社の須佐社(すさのしゃ)では、須佐之男命(すさのおのみこと)が祀られており、家庭円満にご利益があります。また御本殿から少し歩いたところにある「愛敬の岩」では、目を閉じて歩いてもう一方の石に無事に着けば、恋が叶えられるといわれています。
社務所では、お札やお守り、絵馬などを取り扱っています。建物も白とピンクの石を基調としており、明るい雰囲気の中でお気に入りのお守りを授与できます。
中でも「かまど絵馬」は、かまぼこの形をした絵馬。神社のご神木である桜の花びらが描かれています。竈門炭次郎や禰豆子のイラストや、願い事を描いてみては。
あわせて社務所に隣接する展望舞台に立ち寄るのもおすすめ。ここから太宰府市内の街並みを眺められるます。また舞台には「幸福の木」があり、こよりに恋の願いを書いて木に結び付けると、良縁に恵まれるといわれています。
11:30 学問の神様を祀る「太宰府天満宮」を参拝しよう!
竈門神社を参拝したら、再びコミュニティバスに乗って太宰府天満宮を目指しましょう。約6分で、太宰府天満宮の近くにある宮前(みやまえ)バス停に到着。ここから少し歩くと、太宰府天満宮の裏門に出ます。ここで最初に出迎えるのは、高さ39メートルの大樟(おおくす)。国の天然記念物に指定されています。
朱塗りの楼門をくぐる前に立ち寄りたいのが、御神牛(ごしんぎゅう)。平安時代、右大臣を務め、大宰府に左遷された菅原道真(すがわらのみちざね)が丑年生まれだったことにちなんで奉納されており、この他にも銅牛や石牛などがあります。牛の頭をなでると知恵がつくといわれており、頭の部分だけがピカピカと光っています。
楼門をくぐると「御本殿」に到着。この地で亡くなった菅原道真を御祭神として祀っています。一流の学者、政治家として有名なことから学問の神様として信仰を集めており、多くの受験生が参拝に訪れています。また至誠・厄除けの神として崇めたてられていることから、学業成就や厄除け、災難除けなどにご利益があるといわれています。
御本殿の隣にあるのは、「飛梅(とびうめ)」と呼ばれる梅の木です。大宰府に左遷された道真を慕って、京都から一夜で天満宮に飛んできたと伝えられており、天満宮の御神木として毎年1月~2月にかけて満開を迎えます。
境内を散策し、表参道へ移動する前にチェックしたいのが、「太鼓橋(たいこばし)」。「心」の字に形造られた池に架かる神橋で、橋を渡ると心身が清められると伝えられています。
【2日目】天満宮の参道沿いにあるお店でグルメを堪能しよう!
太宰府天満宮を参拝したあとは、太宰府駅を結ぶ参道周辺でランチを食べに行きましょう。名物の梅ヶ枝餅のお店や、土産店などが立ち並んでおり、グルメやショッピングを楽しめます。
12:20 梅ヶ枝餅の老舗がプロデュースしたカフェレストラン「KANOYA」でランチを食べよう!
今回ランチを食べに訪れたのは、梅ヶ枝餅の人気店「KANOYA(かのや)」。創業70年の梅ヶ枝餅の専門店で、お店の隣にはカフェレストラン「KANOYA shokudou & chaya(カノヤ ショクドウ &チャヤ)」があり、地元の食材を使ったフレンチベースの料理やスイーツを味わえます。
店内は、生け花が飾られて落ち着いた雰囲気となっていて、和と洋が調和した空間で食事を楽しめます。
ランチでは、福岡・糸島産のブランド豚・雷山豚(らんざんぶた)を使ったグリルをはじめ、博多地鶏のロースト(税込1,800円)や、筑豊地方の嘉麻(かま)市の鹿肉を使ったハンバーグ(税込2,200円)などを提供。焼き立てのパンとの相性も良く、素材本来の美味しさを堪能できます。
あわせて飲みたいのが、福岡産の茶葉を使った煎茶。県南部・うきは市の「あさのか」と呼ばれる品種を使った「極」は、色合いがきれいでとろりとした口当たりと茶葉の香りを楽しめます。この他にも、濃厚なうま味と香りを楽しめる「澪(みお)」(税込940円)や、鹿児島・知覧(ちらん)町の玉露で作った「朝露(あさつゆ)」(税込830円)もおすすめです。
太宰府に来たら欠かせないのが、名物・梅ヶ枝餅。道真公を埋葬する際、道真が愛した梅と餅を一緒にお供えした故事に由来するお菓子で、カリッともっちりの2つの食感が感じられ、中のこし餡も上品な甘さで美味しいです。