九州を代表する都市・福岡と、かつて九州の政治・外交の中心として栄えた太宰府。パワスポ巡りはもちろん、ラーメンやもつ鍋、屋台など、福岡グルメもたくさん堪能したい・・・。そんな初めて福岡を訪れる方でも1泊2日で十分楽しめる、筆者考案の観光モデルコースをご紹介します。
福岡と太宰府ってどんな町?
福岡市は、九州地方を代表する都市。玄関口として栄えている博多(はかた)をはじめ、ビジネス街の天神(てんじん)、飲食店が集まる中洲川端(なかすかわばた)などでは、グルメやショッピングがおすすめ。また海沿いにもレジャースポットがあり、福岡タワーやPayPayドームがあるシーサイドももちや、水族館がある海の中道といった場所では、観光を楽しめます。
また太宰府(だざいふ)市は、奈良時代に大宰府(だざいふ)と呼ばれる役所を設置してから約500年間、九州の政治と外交の中心として発展した町として知られています。学問の神様を祀る太宰府天満宮をはじめ、日本とアジアの文化を発信する九州国立博物館、年号の「令和」ゆかりのスポットなどがあり、歴史を学ぶこともできます。
福岡と太宰府へはどうやって行くの?
福岡市内と太宰府を散策する際は、地下鉄または西鉄(西日本鉄道)を利用するのがおすすめ。地下鉄で博多や中洲、天神などのエリアを網羅でき、西鉄バスをあわせて利用すると幅広い範囲を散策できます。一方太宰府へは、天神から西鉄電車で行くことが可能。約30分でアクセスできます。
さらに福岡と太宰府を巡るお得な切符もあります。「FUKUOKA 1DAY PASS」は、西鉄電車や西鉄の路線バス(高速バス・特急バスなどを除く)が1日乗り降り自由に利用できるので、ぜひ買ってから散策しましょう。
<電話番号>
0570-00-1010(西鉄お客さまセンター)
<料金>
おとな2,650円、こども1,330円
<主な発売箇所>
福岡(天神)駅、西鉄天神高速バスターミナル、博多バスターミナルなど
※詳細は公式HPでご確認ください
【1日目】九州随一の歓楽街・中洲川端エリアを散策しよう!
最初は九州を代表する歓楽街・中洲(なかす)と、下町情緒が残る川端(かわばた)エリアを散策しましょう。博多の総鎮守・櫛田(くしだ)神社など歴史や文化を体感できるスポットがあるほか、2019年夏には西中洲に「HARENO GARDEN EAST&WEST(ハレノガーデン イースト&ウエスト)」がオープンし、グルメやショッピングも楽しめるようになりました。
9:30 博多駅到着
旅の始まりは「博多(はかた)駅」から。福岡または九州の玄関口として、多くの人が訪れています。ここから歩いて今回宿泊するホテルへ移動します。
9:40 宿泊するホテルへ荷物を預ける
博多駅から7分歩くと、今回宿泊するホテル「THE BLOSSOM HAKATA Premier(ザ ブラッサム 博多 プレミア)」に到着。ここで荷物を預けましょう。2019年5月にオープンしたホテルで、博多の歴史や文化をコンセプトに和モダンを取り入れています。なお荷物を預ける際、チェックインの手続きもできますよ。
10:00 博多の風物詩「山笠」ゆかりのパワースポット「櫛田神社」を参拝
ホテルで荷物を預けたところで、早速散策スタート!ホテルから10分ほど歩くと、博多の総鎮守・櫛田神社に到着します。「お櫛田さん」の愛称として親しまれており、地元の方はもちろん、観光客も参拝に訪れています。
白い鳥居をくぐると、本殿に到着。天照大御神(アマテラスオオミカミ)、大幡主命(オオハタヌシノミコト)、素戔嗚尊(スサノオノミコト)の3つの神様が祀られており、商売繁盛や厄除けなどにご利益があるといわれています。
また境内には高さ13メートルの飾り山笠(やまがさ)が展示されています。櫛田神社は毎年7月上旬から中旬に行われる「博多祇園山笠(はかたぎおんやまがさ)」の奉納神社で、この山笠は一年中見ることができます。飾り山笠の前で記念写真を撮ってみては。
10:45 ルネサンス様式を取り入れた「旧福岡県公会堂貴賓館」を見学しよう!
櫛田神社を参拝した後は、歩いて中洲を散策しましょう。10分ほど歩くと天神中央公園(てんじんちゅうおうこうえん)に到着。公園内にはベーカリーやカフェ、レストランなどが入った商業施設「HARENO GARDEN EAST&WEST」のほか、国の指定重要文化財「旧福岡県公会堂貴賓館(きゅうふくおかけんこうかいどうきひんかん)」があります。
明治時代に建てられた貴賓館の館内では、食堂をはじめ、貴賓室や寝室、遊戯室などのお部屋を見学できます。またカフェも併設しているほか、レトロなドレスもレンタルで着用できるので、ぜひ館内を散策しながらレトロな世界観を体感しましょう。