ジオラマを通して絵本の世界を立体的に見る
展示室で一番印象的なのが、絵本作品ごとに作成されたシーン別のジオラマです。絵本は当然平面のものですが、ジオラマになることで立体的にその作品を味わうことができます。
シーンごとに切り取られた精巧なジオラマには、そのシーンの文章が添えられています。思わず涙してしまうこともあるかもしれません。
ビデオシアターで、絵本を聴く
目で作品を楽しんだら、耳でも楽しみましょう。館内のビデオシアターでは『ごんぎつね』と『手袋を買いに』の番組が月替わりで上映されています。薄暗く落ち着いたシアター内で、静かに耳から作品の世界観を吸収してみてくださいね。
資料を読み込む
絵本の解説だけでなく、南吉直筆の原稿なども展示されています。スペースの関係で展示しきれなかった資料は、デジタル資料閲覧コーナーで閲覧することができますよ。新美南吉作品の背景を知れば、より深い作品理解に繋がることでしょう!
図書閲覧室で読み耽る(子連れにもオススメ)
こちらには、新美南吉の全集はもちろんのこと、各国語に翻訳された作品、さらには研究所や日本の児童文学に関する文献、作品に関連する郷土資料、歴史資料などが集められ、南吉文学を理解する手助けをしてくれます。
静かにくつろげるスペースがあるので、じっくりと物語の世界観に浸ることができますよ。また、絵本がたくさんあるので、子連れで行くのももちろんオススメです。親子で集中して絵本の世界を楽しんでくださいね。
ショップにてグッズを買う
館内にあるcafe&shopごんの贈り物では、南吉作品にまつわるグッズが所狭しと販売されています。子狐ごんの絵柄が可愛いハンカチや手ぬぐい、スタンプや半田市のお菓子まで魅力的な商品ラインナップで、何を持って帰ろうか迷ってしまうかもしれません。
もしも当日選び切れないなら、オンラインショップでも購入できるようですのでチェックしてみてくださいね。
なお、こちらのお店ではオリジナルブレンドコーヒーをいただきながら絵本を読んでほっと一息つくこともできます。上手く利用して、有意義に館内での時間を過ごしてくださいね。
体を動かすのが好きなら:敷地内には散策スポットもあり
記念館の敷地内には、「童話の森」という屋外展示もあり、こちらはお散歩にも最適です。
鬱蒼とした森のような散策路には、所どころに南吉作品のオブジェが配置されていたり、ステージのように開けた場所があったりと、冒険気分で開拓するのも楽しいスポットです。なお、童話の森は入館料不要で散策することができます。
おまけ:記念館は、観光スポット愛知県半田市にあり!
記念館は、新美南吉が生まれた愛知県半田市の岩滑エリアに建っています。今ものどかな雰囲気が色濃く残るこのエリアには、矢勝川の彼岸花群など、南吉が生きた当時の情景を感じさせてくれる場所もあります。
記念館や彼岸花のある岩滑エリアほか、県下屈指の濃厚温泉「ごんぎつねの湯」もある南吉の里エリア、見学可能なミツカンの工場「ミツカンミュージアム」や日本酒國盛について学べる「酒の文化館」がある半田運河界隈蔵のまちエリア、クラフトビールの元祖とも言えるカブトビールの醸造所「赤レンガ建物」などなど、言い尽くせないほどたくさんの魅力が詰まっています。
半田市には、南吉記念館の他にも見どころがたっぷり存在していますので、出掛ける前には半田市のホームページをチェックしてみてくださいね。
まとめ
たっぷりと魅力が詰まった新美南吉記念館をご紹介しました。所要時間は1時間~1日まで、あなた次第で短くも長くも楽しめるスポットです。
映える写真を撮りたい人も、絵本を読むのが大好きな人も、ノスタルジーを味わいたい人も、観光のついでになんとなく行ってみる人も…どんな人でも受け入れてくれる懐の深いこの記念館へ、是非一度出かけてみてはいかがでしょうか?
提供・トリップノート
【こちらの記事も読まれています】
>【豊洲】「チームラボ プラネッツ」徹底ガイド!お台場との違いは?
>東京のブルックリン!蔵前で行きたい散策スポット・お店16選
>【静岡】本当は広めたくない!柿田川湧水公園の神聖な見どころ5選
>京都・嵐山の人気観光スポットTOP15!旅行好きが行っている観光地ランキング
>【滋賀】SNS映えしそう!長浜のおすすめ観光スポット・お店10選