先週で年内の担当授業は終了。1月のお正月明けまでクラスはお休みです。いやはや、今年の秋学期は何だか忙しかった!春学期と比べて担当コマ数が多いのもそうなのですが、それ以外もあれこれでやたらと慌ただしかったのですね。
時間的余裕がなくなると、何かを切り詰めない限り物事を終わらせられなくなります。生きていくために必要なこと、つまり、食事や睡眠を削るわけにはいきませんので、削減する場合、「それ以外」へのエネルギーを費やさないことが求められるのですよね。
で、私の場合、秋から冬にかけて削ったこと。それは「読書時間」でした。
地元図書館や大学図書館から定期的にたくさん本を借りているのですが、いかんせん、読む時間が無い!「この仕事が一段落したら」「週末になったら読もう」と先延ばしをし続けました。けれども結局それ以外の仕事、たとえば授業準備や原稿執筆に追われてしまい、本にまで手を伸ばす余裕が無くなってしまったのです。
確かに「時間の捻出」にはなりました。私のように「いったん読み始めたら、キリの良い所まで読みたい。だから読書には数時間は欲しい」というタイプの場合、読書を始めてしまうと、本来の仕事まで手が回らなくなってしまうのです。
けれども、年末にかけて「異変」が起きました。
心がもろくなってしまったのです。
それまでの私は「読書」により、古の叡智を得たり、心の栄養を活字からもらったりしていました。その読書を抑えてしまったことで、メンタルが悲鳴をあげてしまったのですね。体も心も疲れやすくなり、効率がガタ落ちとなったのでした。
これでは悪循環です。こうなると、何とかして好循環を目指さなければ脱出できません。
「自分には読書が必要なのだ。それは、食べ物が体に栄養を与えてくれえるのと同様、心に滋養を施してもらえるものなのだ。」
そう痛感したのでした。
読書に限らず、生きていると様々な場面において、自分の本心で無いにも関わらず「悪循環」に陥ってしまうことがあります。その最中は本当に辛いですよね。ちょうど以下のCMのような感じです:
https://www.youtube.com/watch?v=bZthDNmYYmo
この動画からもわかるように、「悪循環」というのは、どこかで何らかの方法で断ち切ることが求められるのです。
みなさんも、どうか悪ループに振り回されることなく、どこかで「えいっ!」と立ち上がってみてください。悪循環を自覚したことこそが、好循環の始まりにつながると私は思っています。
年内の本コラムは本日が最後となります。今年もご愛読くださりありがとうございました!どうぞ良いお年をお迎えくださいね。年明けは1月4日火曜日のアップです。
(2021年12月28日)
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