ヨガを習いにくる生徒さんから「カラダが硬いんですけど、大丈夫でしょうか?」とよく質問されます。
カラダが硬いとヨガに対するハードルが高くなってしまうようですが、硬い人にこそ、ヨガがオススメなのです。
今回はカラダが硬い理由や、ヨガがオススメな理由などをご紹介します。
カラダが硬い!原因とは?
「私は元々カラダが硬いんだよね」と言う人は多くいらっしゃいます。
カラダが硬いというのは、“関節の可動域が少ない”ということです。
確かに、生まれ持った骨や関節の形などにより関節の可動域が狭い人はいるもの…。
しかし、カラダの硬さの要因となるものはそれだけでなく、普段の生活スタイルや運動習慣などでも変化します。
まずはカラダが硬い原因をチェックしましょう。
筋肉の硬さ
筋肉は使われないと硬くなってしまうものです。
筋肉が固まると、筋肉が繋がっている関節の可動域が狭まり「関節が硬い」と感じるようになります。
怪我をしてギプスなどで固定していると、その部分の関節が固まって、動きにくくなってしまいますよね。
それと同じ理由で、運動不足や長時間同じ姿勢で使われていない筋肉などは、硬くなって関節を動きにくくしてしまうのです。
特に、デスクワークなどが多い方は、肩まわりや首まわりの筋肉はもちろん、股関節まわりの筋肉も硬くなりがちで、それにより、肩こりや首こり、腰痛などを引き起こしてしまいます。
動かさないとカラダはどんどん硬くなってしまうため、社会人になってからも運動習慣を保つことは、筋肉の柔軟性のためにも大切なポイントです。
筋肉不足
不思議かも知れませんが、筋肉不足によってもカラダは硬くなってしまいます。
特に、体幹やインナーマッスルが不足していると、動かしにくいカラダを補うために、他の筋肉に負荷を与えてしまいます。
ずっと同じ筋肉ばかりに負荷が与えられていると、その部分だけ緊張してこり固まってしまうのです。
バランスよく全身に筋肉をつけることも、カラダの柔軟性アップにつながるのです。
ストレスによるもの
ストレスでもカラダが硬くなってしまいます。
ストレスは交感神経を優位にして、カラダの筋肉を緊張させます。
緊張して力んでいる人のことを「肩に力が入っている」と言いますよね。
それは正に文字通りなのです。
長い時間ストレスが続くと、筋肉は緊張したまま固まってしまいます。
それが日常的に続くとクセになり、カラダは硬くなってしまうのです。
ヨガで硬いカラダは柔らかくなる?
ヨガは継続することでカラダが柔らかくなります。
ヨガをしている方は、ヨガを少しサボると、すぐに前屈がつきにくくなったりした経験はありませんか?
ヨガはさまざまな複雑なポーズをして、全身の筋肉をバランスよく使うことで、カラダの柔軟性を高めてくれます。
また、ヨガは副交感神経を優位にして、心身の緊張も解いてくれるもの。
リラックスすると、心と同様に筋肉も緩みます。
このような理由から、ヨガは継続して行うことで、硬いカラダを柔らかくする効果があるのです。