ミスをしてしまうのは、不安な気持ちが表面化したもの

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

今回「また指摘をされてしまった、ダメなやつと思われたらどうしよう」と思ってしまうというご相談は、自分自身の、落ち着かず不安を感じている精神状態が表面化したものに過ぎません。

実は、これは他人から指摘を受けることに悩んでいるのではありません。

指摘を受けたことで自分を否定して、自分の発言や行動に嫌気がさしていることがお悩みの根本だと考えられます。

ライフスタイルを落ち着かせてみて

そもそも、自分に嫌気がさすのは、ライフスタイルに落ち着きがないのが原因の一つです。

アーユルヴェーダの観点で言うと、風の要素、「ヴァータ」が高まっていると、「心ここにあらず」になったり、神経過敏になったりして、精神的にも肉体的にもとっても疲弊してしまいます。

基礎を整えるのがおすすめ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

そんな方に、根本治療としてオススメなのは「自分自身をグラウンディングすること」です。

まず、そもそも心配やミスをしやすい環境を作らないライフスタイルが重要です。

今わたしがこう言えるのは、私にも、ミスをしやすいライフスタイルを送っていた経験があるからです。

自分に自信がなくてポジティブになかった時を振り返ってみると、不規則な生活を送っていて、いろんなことに意識が分散してしまっていました。

生活の基礎を作る、睡眠、運動、食事が一番大切なことで、その先に仕事のパフォーマンス、コンディション、恋愛などがうまくいくようになります。

その基礎の基礎ができていない状態では、いろいろなことがうまくいかないのです。

基礎は、食事やライフスタイルになるべく規律を設けることで作られていきます。

たとえば、どうしても寝る時間がバラバラになってしまうなら、同じ時間に起きるなどの規律をつくる。食事面にでは、しっかりと火を通した水分と油分の含まれた料理を食べること。

生野菜、パン、コーヒーなどの、体を冷やしてしまうものや消化しにくいもの、体を乾燥させてしまうもの、他にはグリーンスムージーのようなデトックス性の強いものを摂る方はソワソワしやすい傾向にあります。

風の要素が高まることによって確かに体のいろんなものが抜けていくのですが、エネルギーや落ち着きなど、どっしりとした安定感や活力までも抜けてしまうのです。

対処療法としては「すべてのことには理由がある」という哲学の考え方

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

とは言っても、生活が根本的に整ってくるまでには時間がかかりますよね。今どうにかしたいお悩みだと思うので、そこにはヨガの哲学が役立ってくると思います。

怒られても自分を成長させるすごく良いきっかけだと考えて、「あなたのおかげで私はこういう風に変われるようになりました、ありがとうございます」と考えるようにしてみましょう

そこにはちょっと憎しみがこもっていても良いので、何かのせいにしてしまう時は必ず「おかげさまで」という言葉に言い換えてみましょう。

もう一つは「申し訳ございません」の意味をしっかり考えてみること。本当に「申す訳がないことなのか」ということを一つ一つ紐解いたうえで、落ち着いて考えることが重要ですよ!

出てきたものに対して対処しながら、根本解決もしていこう

根本からの解決と、表面化した問題に対しての対処の2方向から考えていけるようになれば、少しずつ成長していけるのではないかなと思います。

どんなに素晴らしく見える人でも、みんな最初は1年生なので、一緒に頑張っていきましょうね。

提供・yoganess



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