強烈な探究心
ルネッサンス時代の多才多芸な人物と同じように、こうした人の特徴は、才能以上に、強烈な「探究心」が根底にあると言えます。
謎や真理を解き明かしたい。思いついた構想を実現したい。そのために必要な知識を得たい。その過程で全く別の分野の知識やスキルを身につける。
すると、そこでもまた疑問が湧くので、調べ知識を得る。そうすると、やってみたい、できるかもしれないという考えが浮かぶので、挑戦をする。するとまた、、、
「枝を伸ばす一本の木」
このように芋づる式に興味と守備範囲が広がっていき、それらがリンクしたときに、斬新な発想やクリエイティブな解決策が生まれる。
こうしたコンセプトについて語ることは決して新しいことではないのですが、Renaissance Soulでは、素晴らしい豊かな比喩と言葉のリズムで、言い表してくれています。そうした豊かな言葉を探し求めて、本を読むのが至高の楽しみです。次の文が、一番のお気に入りです。
If I were to envision the Renaissance approach to life, the traditional career metaphors of a highway to follow or a mountain to climb wouldn’t come to mind. The Renaissance approach to life looks more like a tree branching out in myriad directions, some branches overlapping, some intertwining, and some just finding their own merry ways to the sunlight.
ルネッサンス流の生き方をイメージするならば、高速道路のような一直線のキャリアや、黙々と頂上を目指す山登りのような従来型のキャリアは念頭にはあがってきません。ルネッサンス流の生き方とは、何百という方向に枝を伸ばす一本の木のようなものなのです。いくつかの枝は重なり合い、いくつかは絡み合い、またいくつかの枝はひたすら太陽を目指して伸びる。そういうものなのです。
自分の気が済むまで情熱を注ぎ、また新しい興味が湧けば、そこに全力投球する。それは決して「器用貧乏」ではないはずです。と、ここまで読んできて、そうそう!と大きく頷かれている方には、最後に、この文を贈ります。
You’ll be a jack-of-all-trades and a master of none. It’s the stupidest things I’ve ever heard. I think you can be a jack-of-all-trades and a mistress-of-all-trades. If you study it, and you put reasonable intelligence and reasonable energy, reasonable electricity to it. you can do that.
「器用貧乏になっちゃうよ」という言葉ほど馬鹿げた言葉を聞いたことがありません。何にでも興味があれば、何でもできるのです。真面目に向き合って、ちゃんと頭を使って、しっかり労力をかけて、十分な情熱を注げば、できるんです。
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