「清楚」「家庭的」をウリにするプロフィールの罠

清楚なふりして50回お見合い。“昭和”な結婚相談所に振り回された女性の嘆き
(画像=『女子SPA!』より引用)

 恵理さんの自己紹介文を見ると「お花を見るのが好き」と書いてあり、担当者のPR文には「良妻賢母タイプ」「一緒に居て癒されるお勧めの女性会員」とありました。  

年収は非公開でお酒の欄は「付き合い程度」を選択し、初婚の相手を希望と書いてあります。  

キャリア形成のため上京してICU(集中治療室)勤務の経験もあり、お酒大好きで共稼ぎ希望の看護師は、良妻賢母タイプにカテゴライズされるものなのでしょうか。 「お酒飲める人がいいのに、なぜお酒は『付き合い程度』なの?」 「このプロフィールは仲人さんが作ってくれて、こういうものかなと思ってました」  

結婚相談所では、プロフィールに「お酒が飲める」「お酒が好き」と書いている人が少ないのです。本当に飲めない方もいると思いますが、あまりに飲めない人が多く「お酒が好きって書くと人気なくなりそう」と計算して“付き合い程度”を選んでしまう方もいます。  

結婚相談所に多い「飲めない男性」が好みそうな女性像に、無理やり自分を当てはめて、その先に「理想とする結婚」はあるのでしょうか。  私は率直に、恵理さんへ伝えることにしました。