ステップ2:【転職市場のニーズを知る】

現在中途採用を積極的に行っている企業がどんなスキルをもつ人材を求めているか? その状況を知る事です。求人情報を見てみたり、人材紹介会社のキャリアコンサルタントに話を聞いてみるのもひとつの手段でしょう。

上記の2つの事実を認識できれば、転職市場が求める人材像と自分のマッチ度が高いほど、転職は容易ですし、低ければ残念ですが転職は難しくなります。一見当たり前のようですが、ここをきちんと認識されている方はあまり多くありません。

このようなひとの多くには「自分を他人と相対比較する機会が少ない」という特徴があるように思います。オススメは、実際に転職「活動」をしてみること。たとえば最初は興味のあるテーマの無料セミナーに参加してみたり、交流会に参加してみたりしてみましょう。

積極的に、普段交流することのない人と交流する機会を持ってみるということです。

自分とはバックグラウンドや年代、所属する企業の規模が異なる人と情報交換してみることによって、自分の強みを必要としている意外な市場のニーズに気がつくこともあるかもしれません。

ポータブルスキルを磨いておく

そして、Cinqの読者の皆様に一番心がけていただきたいと思うことは、「使われやすい人材になること」ということです。

いくら専門スキルの高い優秀な人材であっても、使いにくい人は転職市場で敬遠されてしまいます。「使いにくい人」とは、動かすのに手間がかかる人。事細かに説明し、完全に納得しないと動かないような人材のことです。

「使われやすい人になれって、上司の言いなりになれということですか?」と質問されることがありますが、当然そういう意味ではありません。「使われやすさ」を別の言葉に置き換えれば、「後工程はお客様」という意識のある人ともいえると思います。

普段からよく目配りして相手の意図を理解し、動けるかどうか。いくら優秀で高いスキルの持ち主であっても、そうした姿勢がなく、自分の都合や権利ばかり振りかざす人はなかなか長期的な評価を受けることは難しいです。

たとえば、コピーを取る用事を頼まれた時も、漠然と部数を揃えるだけの「雑用」にしてしまう人と、どんなシチュエーションで使うものなのか把握し気配りする人の「仕事」は仕上がりが違ってきます。両面コピーが使いやすいのか、カラー印刷が良いのか、ホチキスをどのようにとめれば見やすいか工夫する。この意識の違いの積み上げが1年後、3年後どのような差につながっていくか、Cinqの読者の皆様はもうおわかりのことと思います。

どんな会社に所属することになっても、持ち歩くことができる「ポータブルスキル」である「使われやすいひとであること」。ぜひ、覚えておいていただきたいと思います。

それでは、またお会いしましょう!

キャリアアドバイザーA

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