南曲輪の石垣
入り口の左側、南曲輪の石垣です。
石垣山のこれらの石垣は、戦国時代に豊臣秀吉が近江から連れてきた「穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる石工集団によって作られました。これらの石垣は、自然の石を加工せずにそのまま積み上げた「野面積み」と呼ばれる工法で作られ、戦国時代に多く用いられています。
歴史公園内の見どころポイント
展望台から見る小田原市街と相模湾
二の丸の展望台からは、まさに小田原を一望できる光景が見られます。小田原合戦の時には海にも陸にも秀吉の軍が陣取り、小田原城を囲んでいました。その様子を想像できるのではないでしょうか。
井戸曲輪
歴史に興味があるかたにぜひ見ていただきたいのはこの井戸曲輪です。淀殿が化粧の時に利用したという話から淀殿化粧井戸とも言われています。崩れた石垣が多い一夜城の中でも、戦国時代当時の石垣が一番よく残っている場所です。
本丸跡
本丸跡。各曲輪は芝生が貼られるなどよく整備されており、散策するだけでもリラックスできると思います。
石垣山一夜城歴史公園は、再建した天守閣などの建物はありません。ですが、崩れた石垣や、天下人が見たであろう見事な眺望が、かえって戦国時代の「夢の跡」を感じられるのではないでしょうか。小田原城と一緒に訪れれば、より感慨深い散策となるかと思います。
歴史公園そばの人気スポット「一夜城 YoroizukaFarm」
歴史公園と道路を挟んで向かい側には、レストラン・パティスリー・ブランジェリー・農産品直売所を兼ねた「一夜城 YoroizukaFarm」があります。平日でも地元の女性客に人気のグルメスポットです。
店舗の中でパンや洋菓子も販売されており、持ち帰りや外で食することも可能です。この日はパンを購入し、外で景色を眺めながら食べました。パンは歯ごたえのあるハード系が多く、シュー・ア・ラ・クレーは注文したときにクリームを入れてくれるのでサクサクの食感です。
石垣山一夜城歴史公園へのアクセス
駅から距離があり、公園近くに停まるバスもないので、できればタクシーか自動車での訪問をおすすめします。駐車場は「一夜城 YoroizukaFarm」の正面の駐車場が店舗と公園兼用で利用できます。
徒歩で行くなら、JR「早川駅」か、箱根登山鉄道「入生田駅」から1時間ほどです。史跡公園まで登る途中には小田原合戦に参戦した戦国武将を解説する看板が建てられています。見晴らしが良い場所もあるので、ハイキングコースとしても楽しめるでしょう。
提供・トリップノート
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