【3】コンスタンティノープル アルメニア総主教座
1453年、オスマン帝国のメフメト2世によるコンスタンティノープル征服後、彼は市内に住むアルメニア人たちに対して独自の教会を設立することを認めました。当時のアルメニア総主教ホヴァキム1世が設立したこの総主教教会は、アルメニア人コミュニティの拠り所となり、現在でもイスタンブールに住むアルメニア人たちの信仰の場となっています。
度重なる火災で被害を受けた教会はそのたびに改修され、1913年にもアルメニア人の建築家によりまた新たに再建されました。
教会の至る所にある碑文や看板はほとんどがアルメニア語で表記されており、イスタンブールにおける民族の多様性を改めて感じることができます。
【4】聖キリアキ・ギリシア正教会
クンカプの入り組んだ路地に建ち並ぶ住宅街に、突如姿を現すドーム型の屋根が目立つこちらの教会。16世紀頃に起源を持つギリシア正教会です。18世紀、19世紀に改築され、現在は1894年に改築された建物になっています。教会の名前の通り、3世紀のギリシアのキリスト教聖人キリアキに捧げられたものです。
1894年にこの教会の改修を手掛けたペリクリス・フォティアティスは、当時のイスタンブールに住むギリシア人たちのために、神学校やギリシア人学校といった多くの重要な建物を建てた有名な建築家として知られています。
イスタンブールの旧市街地は、オスマン帝国の支配下になったあとは多くの教会や聖堂がモスクに改修されましたが、様々な時代背景を持つ多種多様な教会がいまでも残されています。イスタンブールにおける人種や宗教の多様性を、実際に教会に足を踏み入れて体感してみてください。
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