グローバル・コミュニケーション部の西田です。突然ですが、「ユニバーサル観光」って聞いたことありますか?
「ユニバーサル・ツーリズム」とも呼ばれますが、「障害の有無や年齢、国籍などに関わらず、誰もが安心して参加することができ、楽しめる旅行」をめざすという考え方です。
わたしは仕事のかたわら、NPOの運営に携わっていて、障害のある方の進学支援や、バリアフリー情報の提供や、バリアフリーイベントの実施などをしてきました。
この度、新たに団体を立ち上げて、ユニバーサル観光を中心により広範囲にバリアフリーの取り組みを統括していくことにしました。
■ちばユニバーサル観光センター■
ちばには様々な魅力がありますが、もっと多くの方が負担や不安なく、観光を楽しめるようになったら、行きたいところに行けて、もっといろいろなところに行ってみたいと思えるようになったら、地域はさらに活性化していくはずです。そんな情報発信をしていきたいというのがあります。
また、「観光」というと、少し大規模なイメージにもなりますが、もっと身近な「お出かけ」もユニバーサルなものにできたらという思いがあります。
わたしたちは誰もが年をとり、身体の自由がきかなくなったり、身の回りの家族や友人が身体やこころの苦労を抱えることになったりすることがあります。そんな時には「ちょっとした日常のお出かけ」でも、さまざまなバリアの負担を感じるものです。それでも、変わらずに、家族や仲間と「日常のちょっとしたことをみんなで楽しむ」ことができることを目指しています。
バリアフリーが行き届いた限られた活動しかできないのではなく、誰もが一緒に「行きたいところに行き、やりたいことができる」という「あたりまえ」のことを実現できるように、安心して外出ができる環境や情報を提供していきたいと考えています。
仕事でもNPOでも、思いをカタチにするのはいつも難しいですが、悶々と頭で考えていても仕方なくて、とにかく手と足を動かして、一歩でも前に進むことで、スキルとできることが増えていくのだと感じます。そうすると、さらにできそうなことが見えてきて、もっとやりたいことが増えて、また挑戦をして可能性が広がる。そんな風にして、誰もが暮らしやすい社会へ、自分も貢献していきたいといつも思います。
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