【妊娠中の明太子とたらこ】ただし塩分に注意

妊婦は明太子・たらこを食べても大丈夫?注意点は?
(画像=『Lovely』より引用)

こんなに栄養素が豊富な明太子とたらこですが、食べるときには塩分に気を付けなければいけません。
特に妊娠中は塩分に気を付ける必要があります。

妊娠していない人でも、塩分の過剰摂取は危険で、生活習慣病を引き起こしますよね。

生活習慣病は日頃の乱れた食生活によって徐々に内臓に負担がかかり進行していく現代病ですが、妊娠中は一気に加速します。
また、妊婦の健康は胎児の健康にも直結します。
明太子やたらこは塩漬けですから、何も考えずにパクパク食べているとすぐ塩分の過剰摂取に!

明太子やたらこ自体、そんなたくさん一気に食べるものではないですが、それでも中には好きで一食に一腹食べる人もいるかもしれません。
ちょっと食べるときの量も気を付けたいですね。
それでは、普通の人の一日の塩分摂取量と妊婦の塩分摂取量を見ていきましょう。

【妊娠中の明太子とたらこ】妊婦の1日塩分摂取量

妊婦は明太子・たらこを食べても大丈夫?注意点は?
(画像=『Lovely』より引用)

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015年版」によると、一日の塩分摂取量は7.0gとなっており、それ以上摂るのは多すぎると指針に示しています。
7.0gと言われてもよく分かりませんよね。

分かりやすく言うと、家でラーメンを作るときメーカーや味によって少々の差はあるものの、汁まで飲んで一食6g前後。
一日インスタントラーメンを汁までおいしく完食したらほぼ、他の塩分が摂れない状況になるのです。

朝 卵賭けごはんに味噌汁、焼き鮭
昼 インスタントラーメン
夜 煮物と焼き魚

これで塩分過剰摂取もいいところ。

日本人はとにかく塩分を理想量より多く摂っているのが現状です。

妊婦の塩分一日摂取量は成人と同じ7.0gで計算して構いませんが、妊婦さんと妊娠していない女性では過剰摂取する塩分に対しての体の反応が違います。

妊娠していない状態なら年を取ったときに生活習慣病のリスクが上がるところ、妊娠していると妊娠中にいろいろと問題が出てきます。
妊娠中はとくに塩分を気にする必要があるということです。

【妊娠中の明太子とたらこ】塩分を取りすぎは危険

妊婦は明太子・たらこを食べても大丈夫?注意点は?
(画像=『Lovely』より引用)

では妊婦さんが塩分を取りすぎるとどのようなリスクがあるのか具体的に見ていきましょう。

妊婦さんが塩分を取りすぎると、胎児に悪影響を及ぼす場合と、妊婦さんが妊娠中に苦しい思いをする場合の2つに分かれます。

後者ならきついのは自分だけなので、心配も少し減りますが、健康的で楽しい妊娠生活を送りたいのなら、やはり注意しなければいけません。

そして前者なら、大切なベビーが傷つくと思えば...塩分を規定量より多く摂るのは控えたいですね。
最近では、塩分控えめ、35%塩分カットなど、生活習慣病の多い現代にあわせて減塩明太子も各メーカーから発売されています。
減塩とはいえ毎日食べるのはおすすめしませんが、食べたくなった時、こういう商品を選ぶのも一つの手段ではないでしょうか?

【妊娠中の明太子とたらこ】浮腫み

妊婦は明太子・たらこを食べても大丈夫?注意点は?
(画像=『Lovely』より引用)

塩分の摂りすぎは「浮腫み」をおこします。
浮腫みって女性には悩みの元、妊婦さんでなくても、夕方になると足が浮腫んでつらいという人は多いですよね。

妊娠中はさらに辛い浮腫みがひどくなります。
特に妊娠中期から後期にかけては浮腫みやすくなります。

浮腫みの原因は出産に向けて体の血液量が増えることが主な原因です。
血液も水分ですから、血液量が増えれば浮腫みやすくなるという事です。
しかも、胎児が大きくなると子宮が他の内臓を押し、内臓機能が低下するとともに、下半身に重みがかかります。
結果、下半身の血のめぐりが悪くなり、浮腫みの原因に。

ひどい人は足が2倍、3倍と浮腫み、サンダルですら履けなくなります。
これは辛いですね。
足をマッサージする、高い位置にあげるなど対策が必要です。
そして塩分を取りすぎると、体内の塩分を薄めようとして水分を体の外に出すどころか、体内にとどめようとするので、結果浮腫むことになるのです。

ママは辛いですが、胎児には浮腫みは胎児の健康には関係ないので、そこは安心ですね。