【6】浮御堂
琵琶湖を象徴する景色のひとつで、近江八景「堅田の落雁」としても知られており、この美しい景観は松尾芭蕉はじめ多くの歴史上の人物たちに愛されてきました。
平安時代に比叡山の恵心僧都が、湖上安全と衆生済度を祈願し建立したとされ、現在のものは昭和12年(1937年)に再建されたもの。昭和57年(1982年)にも修理が行われました。
【7】ミホ・ミュージアム
緑深い山に佇む「ミホ・ミュージアム」は、まさに”桃源郷”というコンセプト通りの美術館。ルーブル美術館のガラス・ピラミッドを設計した、世界的に著名な建築家であるI.Mペイ氏が設計しました。
レセプションから展示棟までは歩いて5〜10分ほどの道のりで、途中にあるトンネルからは春にはしだれ桜が見え、桜色に染まるトンネルの美しさが絶景です。
【8】多景島
琵琶湖に浮かぶ、周囲約600mほどの小さな島。島を眺める方向により様々な景観を見せることから「多景島」と名付けられました。島全体が日蓮宗見塔寺の境内となっており、神秘的な様子をうかがわせます。
島へは彦根港から運航している船で行くことができ、島の周囲をまわるだけのコースと、上陸できるコースがあります。
【9】おにゅう峠
ドライブやツーリングの名所として知られる「おにゅう峠」は、滋賀県と福井県の県境にある標高820mの林道に位置する峠です。例年10月から11月ごろにはヤマモミジなどが色づき、林道を赤や黄色に美しく染めあげます。また同時期の早朝に雲海が見られることもあり、雲海と紅葉が作り出す幻想的な光景は、まさに絶景です。
【10】醒ヶ井の梅花藻
梅花藻(ばいかも)は、水温14℃前後の清流でしか育たない水中花で、全国でも生育する場所が限られています。醒ヶ井の地蔵川はこの梅花藻の生育する川で、風情ある醒ヶ井の街並みのなかで、川でユラユラ泳ぐように咲く、白く小さな梅花藻が、なんとも可憐で美しいですね。
例年5月中旬から8月下旬頃まで楽しむことができ、サルスベリの咲く頃には、水面に浮かぶ白とピンクの花びらのコントラストで愛らしさが一層増します。