いまや夏の定番ドリンクに仲間入りし、知名度上昇中のコーヒー「コールドブリュー」。まろやかな苦みとさっぱりとした味わいは暑い季節にぴったり。そんなコールドブリューですが、依然としてアイスコーヒーと混合している人も少なからずいるよう。

ここではアイスコーヒーとの違いから、コールドブリューの作り方、おススメのアレンジレシピまでたっぷりとご紹介していきます!

アイスコーヒーとどう違うの?

まずは、アイスコーヒーについて簡単におさらいしましょう。アイスコーヒーは、挽いたコーヒー豆、またはインスタントコーヒーに熱いお湯を注いで抽出し、氷の入ったグラスなどに入れて冷たくして飲むドリンク。英語で「iced coffee」と言われるように、熱いコーヒーを氷で冷やした飲み物です。熱い淹れたてを注ぐため、氷が溶けて薄まることを考慮し濃く抽出するという点もアイスコーヒーの特徴。

一方のコールドブリューはお湯を使わず水で淹れるコーヒー。基本的な作り方は2通りあります。

1つは、挽いたコーヒー豆に水をポツリ、ポツリと1滴ずつ垂らしてコーヒーを抽出する方法です。これには、専用のドリッパーを使うのが一般的。もう1つは、メイソンジャーなどの容器に挽いた豆と水を入れ寝かして作る方法です。

抽出時間は、専用ドリッパーで2、3時間~、ジャーなどを用いる場合は十数時間ほど必要ですが、熱湯でなく水を利用することで、コーヒー豆の甘味を引き出しつつも油分や酸味をあまり抽出しないため、マイルドでクリアなコーヒーになるのです。

コールドブリューの作り方って?

夏にぴったりのど越しさわやか!コールドブリューの魅力とアレンジレシピ5選
(画像=Cafendより引用)

ここでは、ジャーを使った方法をご紹介します。作り方はいたって簡単。容器に、粗挽きしたコーヒー豆と水を入れて、室内、または冷蔵庫に置いて寝かすだけ、です。抽出後はコーヒー豆をこし、別容器に入れて冷蔵庫で冷やすこと。数日間は作り置き可能です。

コーヒー豆と水の割合は1:10程度、抽出時間は12~18時間くらい。豆と水の割合を1:1にすると濃縮コールドブリューとなり、水で薄めて飲んだり、アレンジに使ったりすることができます。

コーヒー豆の煎り具合、水との割合、抽出時間などに「絶対にコレ」というルールはないので、あれこれ試しつつ、自分の好みを探してみるとよいでしょう。

抽出時間が長い点はコールドブリューのデメリットに挙げられることもありますが、例えば、夕食後や寝る前に準備しておけば、忙しい朝には何の手もわずらわすことなく、できたてのコールドブリューを味わえるというメリットも。やはり、この手軽さはコールドブリューの魅力の1つです。