お酒も料理も美味しい「NAKAGO」
冒頭にもご紹介した通り、「NAKAGO」は、自社製の錫で日本酒が飲めるお店で、美味しい料理も提供しています。店名は「中子」からきています。聞きなれない言葉かもしれませんが、「中子」とは鋳物を作る際、中に空洞を作るための砂型のこと。なかなか粋な命名ですね。
店内は淡い間接照明で温かみがあり、モザイクタイルが、おしゃれなのにどこかほっこりさせてくれます。
予約して行くと、名前入りのプレートに加え、とてもおもてなし感のあるセッティングが。おしぼりの皿も箸置きも錫です。これを見るだけでワクワクするに違いありません♪
地元の山田錦が使われている日本酒に特化
製造業者「藤原」の想いは「地元、特A地区の山田錦を知ってほしい」。だから、NAKAGO で扱っている日本酒も、もちろん特A地区で育った山田錦を使用した銘柄ばかりです。
特A地区山田錦 笑顔(Agao)つながるプロジェクト
すでにある銘柄を仕入れるだけではなく、“特A地区生産者が笑顔でいられるように笑顔を未来につなぐプロジェクト” として、なんと!NAKAGO プロデュースで初めてのお酒造りも行ったんだそう!
それが「松沢」と書いて「MATTA(まった)」。「松沢」とは、特A地区の一つの地域名です。地元の方の発音は、「まつざわ」ではなく、ちょっと方言で訛って「まった」と呼ばれています。
面白いのは、容器が3種類あり、それぞれ仕上げが異なること。720ml(四合瓶)は無濾過生原酒、1,800ml(一升瓶)は火入れ、そしてお店ではKEG(ケグ)もあります。
一つのタンクで出来上がったお酒が、この3種類で味わいに変化が出るから面白い!特に、日本酒のKEGは珍しいんです。
KEGとは、分かりやすく例えると、お店で生ビールを飲む時にビールが入っているタンクのことで、その日本酒ヴァージョン。搾ったばかりの生酒が完全密閉の状態で入っているので、いつでもしぼりたての、シュワっとした味わい が楽しめます。
体験!ガラスと錫で飲み比べ
これらのお酒が錫で飲めるわけですが、「錫と普通のガラスって、どれくらい味が変わるの?」という実験のようなことも楽しめます。
ガラスと錫、型は全く同じものから作られた2つ。そこに同じお酒を入れて飲み比べます。これが驚くほど違いがわかるから面白い!一言でいえば、錫で飲むとまろやかに。お酒だけではなく、普通の水やジュースでもその違いはわかると思います。
この飲み比べは、NAKAGO のSNS(facebook・Instagram)をフォロー、もしくは友だち登録をすれば、無料で体験できます。