QRコード決済をする方法
一方のQRコード決済は、「メルペイ」をタップした後、「コード払い」のアイコンをタップ。
店員さんにQRコードを見せると、店員さんがスマホやタブレット端末でコードを読み取ってくれ、支払いが完了します。こちらは3月中旬に利用できるようになる予定です。
実際にやってみると、スマホを端末にかざすだけなので「iD」の方がユーザーとしては便利だと感じました。ただ、QRコード決済も、読み取り速度がスピーディーであっという間に支払いが完了してしまいます。
メルペイにある2つの特徴
メルペイの大きな特徴の一つは間違いなく「売上金をそのまま利用できる」ということでしょう。さらに筆者はメルペイの特徴は「『あと払い』ができるようになること」だと感じました。
「メルペイあと払い」とは?
2019年春に導入予定の「メルペイあと払い」は、口座にお金がなくても、リアル店舗でキャッシュレス決済ができるというサービス。決済が終わった後、期限までに口座に入金すればOKです。
基本的にはZOZO TOWNの「ツケ払い」と似ているな、と感じましたが、メルペイの面白いところは、メルカリの売上金を支払いに回せるところです。
リアル店舗でどうしても欲しい洋服があった。でも、今月はたくさんお金を使ってしまったし、できれば貯金を崩したくない。そんなとき、とりあえずメルペイあと払いで決済をする。洋服を着て、なんだか満足したら、その洋服をメルカリで売ってしまう。さらに自宅の古くなった洋服の売り上げを積み増しして、期限が来たら「あと払い」をする。
こうすれば、資金ゼロでも新しいファッションを楽しむことができます。
メルペイが「個人の信用を創造する」
メルペイは、あと払いサービスによって「メルカリにおける過去の利用実績を元に、手元にお金がなくても店舗で商品を購入できる」としています。
メルカリで中古品売買をするときに、お客さんと丁寧に接する、レスポンスが早いなど信用力を高める行動をしていると、結果としてメルカリからお金を借りられるようになる、と言い換えることもできます。
これまで自分の信用力を生かしてお金を借りるシーンといえばクレジットカード決済をするときや住宅ローンを借りるときぐらいでした。これからはもしかしたら、メルカリを利用してこなかった人でも、「自分に信用力がつくならば」とメルカリをスタートするケースも出てくるかもしれません。
「個人の信用を創造して、なめらかな社会を創る」
メルペイのミッションが今後どう実現されていくのか、ストーリーの続きが気になります。
文・くすい ともこ(DAILY ANDS編集長)/DAILY ANDS
【こちらの記事もおすすめ】
>ふるさと納税の失敗を防ぐ3つのステップ
>金運アップが期待できる都内の神社5選
>注目の最新シェアリングサービス5選
>年収300万円の会社員にできる3つの節税対策
>マイルを貯める3つのポイント