メルカリの売上金をリアル店舗で使える新キャッシュレスサービス「メルペイ」が2019年2月、本格スタートしました。メルカリで売買をしていなくても、銀行口座と連携させれば誰でも利用することができます。
Pay Pay、LINE Pay、楽天ペイ……。「ペイ」と名の付く便利なキャッシュレス決済サービスがあふれる中、メルペイは私たちの「信用を創造していく可能性を秘めている」点が特徴的です。
2019年2月20日、筆者が「メルペイカンファレンス」を取材して感じた、新しいキャッシュレスサービス「メルペイ」の特徴、その他のキャッシュレスサービスとの違いを紹介していきます。
メルペイとは?
「メルペイ」とは、メルカリの売上金をリアル店舗で使えるようにする新しいスマホ決済サービスで、運営しているのはメルカリの100%子会社である「株式会社メルペイ」です。
メルカリアプリをダウンロードし、メルカリの売上金や銀行口座とひも付けを行うことで、リアル店舗で支払いができるようになります。
カンファレンス時点ではメガバンク3行を含む全国の銀行31行と連携していましたが、今後、60行以上と連携していく予定となっています。
楽天PayやLINE Payはオンライン決済に対応していますが、メルペイも今後、対応していく予定となっています。クレジットカードとのひも付けは、現時点では対応していません。
メルペイを利用できる店舗は?
メルペイが利用できる店舗数は2月20日現在で全国約90万店舗、3月中旬からはさらに約45万店舗が加わり、合計約135万店舗となる見込みです。今後、オンライン決済に対応すればさらに利用シーンは広がるでしょう。
LINE Payの約3300万店舗(2017年3月末)、楽天ペイの約300万ヵ所(2019年2月12日発表「2018年通期及び第4四半期決済説明会」資料より)に比べるとまだ対応店舗数は少ないです。
メルペイの利用方法は?
メルペイをリアル店舗で利用する場合、2つの決済方法があります。
- 「iD」で払う
- QRコード決済をする(3月中旬対応予定)
「iD」で払う方法
メルカリアプリを起動し「メルペイ」をタップします。
「電子マネー(iD)を開く」をタップして、スマホを端末にかざすと支払いが完了します。