変化する時代には、一緒に変化していける誠実なパートナーを

(写真=FPWing/Shutterstock.com)

筆者は「純粋な関係」に改めて考え込んでいます。先日、元夫が事業に失敗して失踪してしまいました。筆者が離婚を決意したのは、思い返せば「この結婚は夫にしか恩恵をもたらしていない」「夫は二人の関係の再構築に向き合わない」と判断し、「関係を終了させる」自由を行使したからにほかなりません。

元夫の失敗はさまざまな要因が絡んだ結果だと思いますが、もし彼が誠実な態度で筆者に向き合っていたら二人で事業の状況変化に対処できたのではないか、という思いが抜けません。一方で、自分の気持ちに目をつぶり、彼の稼ぎで自分の経済的な弱さを補い続けていたら、今頃は一緒に失踪する羽目になったか、彼の残した負債の後始末をする羽目になったことでしょう。

婚活をするとき、私たちはつい、相手の「現在の条件」に目が行きがちです。しかし、「相手が自分にとって魅力的な条件を備えているか」よりも、「この先の状況変化に合わせて柔軟に変化していけるか。そのときに、二人の関係の変化にも誠実に向き合う人か」を重視するべきなのではないでしょうか。

これからの時代の結婚は、より本質的な意味でのパートナーシップを築けるカップルしか残らないのではないか。そういう風に思えて仕方がありません。

文・菊池とおこ/DAILY ANDS

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