境内に点在するインドから来た巨大仏

朱色の本堂や室町時代建立の三重塔など、歴史あるお寺を思わせる伽藍の中に一際目立つ存在。それがはるばるインドから招来された巨大な仏像です。

巨大仏の宝庫【奈良】壷阪寺で見られる春の珍景「桜大仏」1.jpg
(画像=えちこ 天竺渡来大釈迦如来石像 通称「壷坂大仏」、トリップノートより引用)
巨大仏の宝庫【奈良】壷阪寺で見られる春の珍景「桜大仏」1.jpg
(画像=えちこ 釈迦の生涯を描いた仏伝図レリーフ。こちらもインドの職人の手によるもの。、トリップノートより引用)

1964年から壷阪寺はインドのハンセン病患者救済活動をはじめ、教育助成や地域開発活動を行っています。これらの仏像はその縁がきっかけとなり招来されたもの。

巨大仏の宝庫【奈良】壷阪寺で見られる春の珍景「桜大仏」1.jpg
(画像=えちこ 真下から見上げるとその大きさに圧倒される「天竺渡来大観音石像」、トリップノートより引用)
巨大仏の宝庫【奈良】壷阪寺で見られる春の珍景「桜大仏」1.jpg
(画像=えちこ 全長8mの涅槃像がある高台からは、金剛山地なども見渡せます。、トリップノートより引用)

中でも目を引くのが全長20mにもおよぶ天竺(てんじく)渡来大観音石像と、そこから少し下った位置にある高台に横たわる天竺渡来大涅槃(ねはん)石像。

巨大仏の宝庫【奈良】壷阪寺で見られる春の珍景「桜大仏」1.jpg
(画像=えちこ、トリップノートより引用)

大観音石像は3億年前の古石で、のべ7万人ものインドの石工職人が携わり造られました。もちろんこのままインドから運ぶことはできないため、66個に分割し、この地でパズルのように組み立てられました。

日本ではあまり見られない屋外の巨大仏。不思議な光景にちょっとびっくりしてしまいますが、この大きさはインドの人々の感謝の気持ちに比例してるのかも?!と思えば嬉しい気持ちにもなります。

桜に覆われた「桜大仏」

巨大仏の宝庫【奈良】壷阪寺で見られる春の珍景「桜大仏」1.jpg
(画像=えちこ、トリップノートより引用)

壷坂寺は桜の名所でもあり、春には境内を満開の桜が彩ります。先ほどご紹介した「壷坂大仏」の周囲にも桜が植えられていて、満開の桜と大仏様の素敵なショットを見ることができます。

巨大仏の宝庫【奈良】壷阪寺で見られる春の珍景「桜大仏」1.jpg
(画像=えちこ、トリップノートより引用)

また、こちらで桜の時期だけに見られるのが「桜大仏」。

正面からではなく大仏様と同じ目線になれる位置に上がると、桜の花々に埋まり、その間からちょうど顔だけが現れます。まさに「桜大仏」の名にふさわしい春限定の光景です。


提供・トリップノート

【こちらの記事も読まれています】
【豊洲】「チームラボ プラネッツ」徹底ガイド!お台場との違いは?
東京のブルックリン!蔵前で行きたい散策スポット・お店16選
【静岡】本当は広めたくない!柿田川湧水公園の神聖な見どころ5選
京都・嵐山の人気観光スポットTOP15!旅行好きが行っている観光地ランキング
【滋賀】SNS映えしそう!長浜のおすすめ観光スポット・お店10選