食器洗いスポンジの雑菌対策なら「台所用漂白剤」
台所用漂白剤とは、キッチン用品をお手入れするために作られた除菌・消臭用の漂白剤です。一般的な洗剤より除菌力が強くて食中毒の原因菌まで対策しやすく、食器洗いスポンジの雑菌対策に活用できます。
台所用漂白剤と洗濯用漂白剤は含まれている成分が異なりますので「キッチン用」など明記されているものを選ぶと安心でしょう。
台所用漂白剤につけ置き
雑菌対策に活用したい台所用漂白剤を使ったスポンジのお手入れ方法を確認しましょう。食器洗いの最後にスポンジの除菌まで行って食事の後片付けは完了と考えておくと、雑菌繁殖を防止できます。
- 食器洗いを終えた後にもう1度スポンジをすすいで、洗剤をしっかり落としておきます。
- 5Lの水に6mlくらいを目安として台所用漂白剤のうすめ液を作りましょう。
- うすめ液を入れた洗面器に2分くらいつけ置きします。長く置くほど除菌効果が高まるわけではないため、商品記載の時間を守ってください。
- スポンジを取り出した後に流水でよくすすぎ、日当りが良い場所で乾燥させて水分を飛ばしましょう。
- 乾いたものから次の食器洗いに活用できて、また同じ手順の繰り返しです。
台所用漂白剤はアルカリ性の液剤ですので、酸性タイプの洗剤との併用ができません。酢などを使ってキッチン周りをお手入れしている方はとくに注意する必要があって、最初のすすぎは重要です。
乾燥させている途中に洗い物がでてくることまで考えると、複数のスポンジをあらかじめ用意して、ローテーションして活用することをおすすめします。
スポンジホルダーの形状も重要
洗ったスポンジを清潔な状態に維持するためには、保管するホルダーの形状を工夫します。
下部が細かい編み目になったホルダー、曲げたステンレス素材でスポンジを支える形のものだと、湿気がたまりにくくなって、カビ予防にはおすすめです。スポンジについた輪っか部分をフックにかけて、吊るした状態で保管するホルダーもいいでしょう。
避けたほうがいい形状は、プラスチック素材などの一枚板にスポンジを置くケースです。水滴が逃げる隙間がないことでケースの中に溜まりやすくなり、カビやぬめり、ニオイなどの原因になるリスクがあります。シンクの角などにそのまま置いている場合はとくに早急な対処が必要ですので、適切なスポンジラックを探してみるのはいかがでしょうか。
スポンジラックを置く場所ですが、シンクの内部よりも外部が安心です。ラックにスポンジが入った状態でシンクを使った場合でも、ひどく濡れることがない場所を選びましょう。複数のスポンジを1つのラックで保管するようなら間仕切りがあるタイプを選択、密着した部分に湿気がこもらないように配慮します。