申し込みはふるさと納税の情報サイトから
ふるさと納税の申し込みは各自治体で受け付けているが、たくさんある自治体の中、どこにどんな返礼品があるのかを探すのは手間となる。そこで利用したいのが、ふるさと納税の情報を集めた情報サイトだ。
それらの情報サイトでは返礼品のランキングや、実際に返礼品を手にした人のレビューなどにより寄附先を選びやすい工夫がされており、サイトから各自治体への寄附を申し込めるようになっている。その際、クレジット決済に対応している自治体なら申し込みと同時に寄附が完了するので、まさにネットショッピング感覚でふるさと納税ができてしまう。
代表的なサイトは「ふるさとチョイス」「さとふる」「楽天ふるさと納税」など。情報サイトを上手に活用し、全国の名産品を楽しく選びながら各自治体に貢献していきましょう。
確定申告不要の「ワンストップ特例制度」とは
ふるさと納税で税金の控除を受けるには、原則として確定申告を行う必要があります。しかし、会社員の場合は、確定申告不要な「ワンストップ特例制度」を利用することが可能です。この制度を利用するには2つの条件を満たす必要があります。それは、確定申告が不要であることと、ふるさと納税先の自治体が5団体以内であることです。
ワンストップ特例制度を利用した場合は、住民税のみからの控除になり翌年7月の給与から天引きされる住民税額が1年間減額されます。ワンストップ特例制度は手続きを簡素化するために作られたもので、最終的には確定申告を行った場合と同額の控除金額になるので安心してください。
税金が控除されるのはいつ?
所得税分は、確定申告の際に指定した口座へ銀行振り込みにて還付されます。
住民税分は、基本分と特例分を合わせてふるさと納税を行った翌年の6月以降に控除されます。会社員の場合は、6月頃に勤務先で配布される住民税決定通知書で確認できます。
返礼品にはどんなものがあるの?
一例として寄附金額別に5つの自治体のケースを紹介します。
寄附金額1万円
北海道 根室市・・・北海道産紅ズワイガニむき身 1kg
福岡県 新宮町・・・あまおう 1120g
寄附金額2万円
茨城県 境町・・・和洋中三段おせち(2~3人前)
鹿児島県 垂水市・・古民家の宿 1泊2日素泊まりプラン
山口県 平生町・・・瀬戸内シーカヤック スナメリ ウォッチングツアー
地域によってお礼の品は多種多様で魅力的です。自治体を応援したくなる内容ですね。
返礼品が数回に分けて届く「定期便」も
ふるさと納税の返礼品は基本的に1回でのお届けになるものが多いのですが、中には年何回かにわけて届く「定期便タイプの返礼品」もあります。
クラウドファンディング型のふるさと納税も話題
最近、ふるさと納税と融合したクラウドファンディングが注目されています。従来のふるさと納税とは異なり、寄付したお金の使い道がより具体的になっています。
例えば、石川県能登町は2018年4月30日まで、「イカ釣り船団を応援しよう」という趣旨のプロジェクトを立て、ふるさと納税で資金を募っています。募ったお金はイカ釣り船の食費などに使われ、寄付した人にはお礼の品として船凍イカセットが贈られます。
ふるさと納税は社会貢献にも繋がる
ここ数年、台風や地震など自然災害で被害を受ける地域は数多くありますが、これら被災地にもふるさと納税を利用して寄附が可能です。ふるさと納税は、自分が払う税金がお得になるだけでなく、使い道を指定することで納税先の自治体へ貢献できるため、利用者の満足度が高い制度と言われています。
今年初めて寄附するという方は、控除上限額の計算間違いや申告漏れのないように注意して、ぜひ楽しみながら始めてみてください。
文・fuelle編集部
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