仕事や人間関係など、生きていると悩みは尽きないもの。メンタルが弱っているとき、気軽に相談できる相手がいれば良いものの、責任感が強い人ほど自分一人で解決しようとしてしまいがちです。今回は、そんな誰にも言えない悩みをつい一人で抱え込んでしまう人のために、悩みを相談できる相手の選び方と相談するときのコツを紹介します。

意識が高い人ほどメンタルが弱りやすい?

日頃からきちんと目標を定めて行動する意識の高い人は、自然と周囲からも期待を集めるので、人知れず過度のプレッシャーや失敗への恐れを感じることもあるのではないでしょうか。明るく前向きに見られることも多いことから、「お前は仕事ができていいよな」なんて言われてしまうと、余計に悩みを周囲に打ち明けにくくなるかもしれませんね。

悩みやストレスによってメンタルが弱ってしまうのは、誰にでもあることです。仕事を効率的にこなし、意識が高いと言われる人も例外ではありません。

そうした人ほど悩みも高度なものになりがち。ですが、責任感が強いがために人に相談できない、気軽に相談できる相手が周りにいないなどの理由から、一人でがんばりすぎて精神的負担が積み重なるという悪循環が起こってしまうかもしれません

悩みを誰かに話すことの大切さ

毎日のように心を許せる友達と一緒にいられた学生時代と比べ、社会人になると悩みを相談する相手がすぐには見つからないこともあり、自分一人で解決しようとする人も多いでしょう。しかし、悩みを一人で抱え込んでしまうと解決策が見つからないだけでなく、より混乱を招いてしまうこともあります。

そんなとき、腹を割って誰かに悩みを打ち明けることができれば、心が楽になるかもしれません。他者の客観的な意見を取り入れることで、ことが思わぬよい方向に流れることもあります。

悩みに悩んでどうしようもないときは、他人に打ち明けることもひとつの手だということを覚えておくといいでしょう。

誰かに悩みを相談する前にするべきこと

それでもやっぱり人に悩みを相談するのが苦手だという人は、まずは自分の考えをまとめてみることから始めましょう。悩み相談をより建設的なものにするために、事前に行いたい準備を段階ごとに解説していきます。

1.悩みを書き出す

まずは自分の頭の中にあるモヤモヤをきちんと把握することが大切です。紙とペンを用意して、自分が今何で悩んでいるのか、何をストレスに感じているのかを思いつくままに書き出してみましょう。

実際に悩みを言語化することで、自分でも気づかなかった悩みのタネを発見できることもあります。

2.悩みを自分の中で整理する

悩みを書き出した紙を見て、悩みの原因や今の感情を自分の中で整理しましょう。これをすることで、自分の思いや現状の課題点などがまとまり、実際に悩みを打ち明けるときに、相手に伝わりやすくなるメリットもあります。

3.相談相手に聞く姿勢を整えてもらう

相談したいと思える相手を見つけたら「相談したいことがあるから、真剣に聞いてほしい」と伝えて、相手に聞く姿勢を整えてもらうことも悩み相談をするうえでの大切なポイントです。相手が何かをしている最中にいきなり悩みを打ち明けるよりも、しっかりと話を聞いてもらえるようになります。